2008.02.13 Wednesday

気まぐれに真面目にチェロ日記。

先に言っておきます。

チェロのかなり真面目なお話ですので。
普通の人には意味不明かもしれません、ごめんなさい。

というわけで。
突然ですが、真面目なチェロ日記を。
たまーには、書いてみようかなぁ、気分の、本日のワタシメです。

そうそう、っていうのも、ですね。
「チェロ 練習日記」
とか。
中には。
「ハイドンのチェロコンチェルト レッスン」
とかをキーワードにこのブログにたどり着いていらっしゃる方が、最近チラホラと増えてきてたり。
何気に。
チェロ弾きの方が運営されてるHPで。
このブログを「チェロブログ」として紹介してくださってて、リンクはってる方もいらっしゃったりするんですが。

…ワタシメ、最近、食べ物の話しか、してないので。
まぁ、色んなお話がしたくて、書いてる日記なので。
チェロのお話で毎日っていうのも、つまんないし…って言うのも本音ですので、できるだけ色んな話をしたいっていう思いはあるんですが。
それにしても、本当にチェロ弾いてる人がこれを読んでも。
ワタシメって、どんなチェロ弾きかって絶対わかんないよねぇ…って。
ふと思ったりもしたので。

そんなこんなの長い前置きはさておき。
本日は、真面目にチェロのお話です。


ワタシメ。
本日でチェロを初めて弾いた日から。
6年と7ヶ月と23日が経過しました。
(初めてせんせいが、我が家にいらっしゃったのが2001年6月17日日曜日で。その日生まれて初めてチェロに触ったワタシメだったのでした。)

今練習してるものたちを、正確に書きますと。
本は全部で4つかな、5つになるのかな?です。

1.GRUETZMACHER「DAILY STUDIES Opus67 For Cello Solo」
↑ワタシメ的な通称は「親指の本」。
誰??と、作曲者の名前読めませんが。
(なんせ、せんせい、いつも持ってこられるのは外国の本ですので…)
親指を使うポジションの練習のための、スケールとかがたくさん載ってる本でして、その一部をちょこちょこと、練習してます。
って、そのちょこちょこが、まーったく進まなくて。
同じスケール4種類くらいを、既に一年以上弾いてます。
D線を親指で、A線3の指でとって。
同じ音のオクターブをとりながらA-durの音階を弾くと言うものです。
(うーん、わかりにくい説明でごめんなさい…)
これを真面目に弾いてると、親指の外側にタコができます。
普通の人は、スケール4種類くらいだったら、いくらかかったとしても、半年くらいで終わるんだろうけど。
ワタシメはまだまだ正確な音程が取れないので。
まだしばらくの間は、親指と3の指を使って弾く、ラの音階オクターブのスケール、弾いてそうです…。
2年位、同じ音階の練習ばっかりすることになるんじゃないかなぁ…(笑)

2.Lee 「40 MELODIC STUDIES」
リーの「チェロのための40の練習曲集」って言うのが一般的なのかな??
色んな方のチェロブログを時々、うろうろ見てるワタシメなんですが。
「リーの教則本弾いてます」
って方を未だに見たことがないです…。
(「ドッツァー」でしたっけ?その教則本をされてる方は、本当にたくさん見かけますが。)
リーの教則本って。
普通は、みんな弾かない、マイナーな教則本なんですかね?
とにかく、この本が、今のワタシメが弾いてるいわゆる、教則本です。
ピアノで言うところの「ツェルニー」みたいなもんでしょうねぇ。
これが、実は「くせもの」の教則本でして。
40の練習曲集って言うくせに、1冊目には22番までしか載ってなくて。
1冊目終わったら、2冊目もある!!と言うしろもの、です。
今ですね、ワタシメ。
その2冊目の32番が、本日のレッスンで終わったところです。
ちなみに、せんせい曰く。
「リーの40の練習曲集は、普通の人で1冊目が1年で、2冊目が2年で、合計3年で終わるなぁ…」
とのこと。
ワタシメ、1冊目終わるのに1年2ヶ月かかりました。
2冊目、もうすぐ始めて1年になります。
この先がすごい難しいらしいので…。
2冊目、終わるのにあと2年は、かかるやろうなぁ…と。
なので、この調子だと、40曲弾き終わるのに、4年から5年かかる計算です。
こちらも、かなり人様よりのんびりペースで弾いてるワタシメです。

ちなみのちなみに。
チェロの教則本で超有名なのって「ウエルナーの教則本」だと思うんです。
ワタシメ。
リーの教則本を始める前は、ウエルナーの教則本の1冊目弾いてました。
ちょうど7ポジの練習が終わって1冊目終わりだったと思うんですが。
その後に、ウエルナーの2巻目の練習をしないで。
リーの本を弾いてます。
せんせいのワタシメに対する方針としては。
リーの教則本が40番まで終わったら、ウエルナーの2巻目をする、と言うことになってるみたいで。
「リーの教則本40曲も弾こうと思ったら、3年〜5年かかるわけで、それからウエルナーの2冊目弾くって…それって、かなりの遠回りやん!!」って思ったこともあったけど…。
普通の人は、ウエルナーの1冊目が終わったらすぐ2冊目弾くんだろうし、そしたら2冊目もどんどん進んじゃうんだよなぁって…なのに、ワタシメ余計な教則本練習してたら、人よりもっとスピード遅くなるやん!って。
「せんせいのおにぃぃぃ!!(T_T)」
…と、正直、思ったこともありました。
でもね、ワタシメにとって「ウエルナー」って、とにかくつまらない教則本なので。
ことごとく練習しない!!
…というものでも、ありまして。
(本当にウエルナーの1冊目の後ろ半分弾いてる頃が、一番チェロサボってた!!って位、ウエルナーって、とにかく弾きたくない教則本でした。)
リーの教則本って、基本的にちゃんとした音楽になってるので。
きれいな曲もちらほらと、ありますし。
やっぱり、その分、ちゃんと練習してますね。ウエルナーに比べたら。
なので、最近では「ま、遠回りもいいか。」と思いながら、弾いてます。
でも、やっぱり難しいので、簡単には進めなくて。
人様よりスローペースで、ぼちぼち、弾いてます。
ちなみに、このリーの教則本の30番付近は。
めくれどもめくれども、短調の曲ばーっかり、続くので。
今、弾いててすごい、憂鬱になりながら練習してます、です…。
譜読みが嫌で仕方ないワタシメです。
(短調の曲を弾くのはとにかく嫌いです。)
次の曲こそ長調よね?!
って思ってたのに、次もまた短調…つまんないぃぃ!!
です。

3.バッハ「無伴奏チェロのための6つの組曲」
はい、言わずと知れたチェロ弾きなら誰もが通る道の、バッハです。
ピアノ弾いてたら、誰もがソナチネアルバムは弾く、みたいなものかな?
ピアノを続けてたら、誰もがいつかショパン弾きたい!って憧れるみたいなかんじかな?
誰もが弾かねばならない曲集で。
誰もが絶対憧れる曲集です。
でも、今のワタシメには。
「いややぁぁぁぁぁぁぁぁ」
…の、逃亡生活を続けたい曲集…。
なんなのねこれは!!
と、バッハに文句言ってばっかりのワタシメです。
ちなみに。
ワタシメが使ってるのは「ベーレンライター」版とのこと。
(よくわかんないんだけど…)
この曲集だけは、日本語で書いてある楽譜使ってます。
全音出版社が出してるのんです。
いや、それは確かにワタシメにはありがたいんだけど。
そんなのどうでも良い話で。
だって、楽譜がややこしいのは、日本語で解説が書かれてても、英語でかかれてても、ドイツ語でもフランス語でも。
変わりないですから…。
とにかく16分音符の連続、移弦しまくり、ポジション移動必須でレガートに、しかも伸ばす音はビブラートをかけて…。
って。
なんでこんな苦手のオンパレードなのよ!!
…と、弾いてみた瞬間、文句が一斉に吹き出てきたのが、この曲集です。
聴いてる時は、あんなに優雅で深い音色がきれい…って思ったのに。
自分が弾くとなったら、こんなに大変なんて…って。
憧れは一瞬で崩れ去り。
眉間にしわだけ残りました…。
「…じゃ、バッハ練習やめる?せっかく楽譜、買ったのに?」
って、せんせいに言われたこともあったけど…。
結局今逃げたところで、絶対逃げられないわけだし。
チェロ弾いてたくせにバッハの無伴奏弾けないの?って言われるのもなんだかなぁ…って負けず嫌いの意思も働いてまして。
ワタシメ結局、バッハとも逃亡生活を繰り返しつつ、向き合ってます。
普通の人はこれも。
1番なんて半年かからないうちに、終わるみたいなんですが。
ワタシメ1番の6曲(プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット、ジーグ)終わるのに、ちゃーんと、人様の倍以上の、1年かけてやっとこの前終わったところ、です。
1番のプレリュード、一番有名な曲ですけど、これにまず、半年以上かかってたもんなぁ、ワタシメ。
(まぁ、その時は暗譜までしてようやく○になったんですけどね、なのに、今ではまーったく弾けなくなりましたが。)
今は2番のプレリュードが終わったところです。
2番はワタシメの大嫌いな短調地獄…。6曲全部が短調ですので。
憂鬱で仕方ありません…。
でも、逃げてたら、抜け出せないので。
仕方なく、CD聴いて、音覚えてという、絶対使いたくない裏技を駆使して乗り越えてる最中です。
人の演奏を聴くと、へたなくせに、その通りに弾こうと、無茶をしてしまうから、だめ!って。
小さい頃、ピアノの先生に言われてたことがあって。
それ以来、自分の弾いてる曲は特に、プロの演奏家の音、聴かないようにしてます。
その人のコピーになってしまって、自分の感じたことを音に出来ないでしょう?って、あわせて言われてたので。
まねっこはつまんない、って思うから。
人の演奏って聴きたくない、って思うけど。
でも、バッハの2番は、自力で譜読みする体力残ってないので。
だって、リズムはややこしくてしかも短調って、ありえへん…と思って。
なので、せんせいからいただいたお誕生日プレゼント(それこそバッハの無伴奏のCD全曲集ですが)駆使して、譜読みしてます。

4.ハイドン「チェロ協奏曲第1番 ハ長調」
曲集というか、曲、そのものです。
でも、あんまりに長いので、1冊の本になってるので、曲集扱いです。
今、これ弾いてます。
チェロコンチェルトってのです。
今までは、小品をぽろぽろ弾いてたんですが。
ある日突然、これが、出てきました。
せんせいの中では。
ここまではみんな同じ道っていうのがあって。
メンデルスゾーンのコンチェルトだったかなぁ…。
それが終わったら、その人の性格に合わせて。
ソナタを弾かせたり、小品を弾かせたり、ってするみたいです。
ワタシメは、その後。
ビバルディのチェロソナタを弾いて。
その後、ちょこちょこっと、小品弾いて。
えっと何弾いたかなぁ、愛の挨拶とか、なんだっけなぁ、バッハのアリオーソとか、フォーレの夢のあとにとか、サン=サーンスの白鳥とか。
そういう曲をぽろぽろっと弾いて。
突然、ハイドンのチェロコンが、やってきたのでした。
「この曲の1楽章がおわったら、オーケストラに入っていいから」
という、とりあえずのなんていうんだろう?
最終試験ではないけど(だってこれで終わりってわけじゃないから…)。
なんか、せんせいの中の一つの区切りみたい、なのかも。
これが終わったらまた次のステップね、って。
そうねぇ。
中学校の卒業試験(そんなの実際にはないけど)かなぁ。
合格したら、もっと難しいことさせてあげますよ、ってことみたい。
ハイドンのチェロコンは、2008年になってから、弾き始めてますが。
まーこれが弾けたもんじゃない!!状態です。
ヘ音記号もハ音記号もト音記号もぜーんぶ出てきますし。
親指のハイポジションでも移動しまくらなきゃいけないし。
音程取れない、拍数数えられない。
こんなむちゃくちゃな曲ってあらへん…って思うけど。
曲想自体はかなり単純明快なので。
しかもこれは今ワタシメが弾いてる中で数少ない長調の曲なので。
弾けないところはアバウトに、でも弾けるところは、なんも考えないで、能天気に弾いてます。
(同じテンポで正確に弾いてくれる?って耳の痛い指摘を受けましたが。)
今、何とか、1楽章の最後まで譜読みが出来たところ、です。
全然弾けないところが山のようにありますが。
ハイドンの、チェロコン。
これも1楽章が弾けるようになるまでに、少なくとも丸1年はかかるだろうなぁ…。3楽章全部終わるのに3年?!…そのうち飽きなきゃいいけど、笑。

5.オッヘンバッハ「チェロのための二重奏組曲Opus49」
せんせいと二重奏をしたい!という、ワタシメのリクエストにより。
練習してる曲集です。
全部で6番まであって。
それぞれに2楽章とか3楽章とかまであるので。
全部で15曲くらいの曲集です。
これも、1年かけて、ぼちぼち弾いてます。
時間がないときには、この曲集まで練習できないので。
時々自主お休みしてたりしますので、これは本当にのんびり弾いてます。
今6番の1〜3楽章が宿題です。
ちなみに、これが終わったらOpus50、51と続きを続々としましょう、と言うことになったようです。
オッヘンバッハって、チェロ弾きだったってこともあって。
とってもきれいな曲が多くて。
この二重奏曲集は好きだなぁ。
一人で弾いてて、なんのこっちゃわからないこともよくあるけど。
せんせいとあわせたら、すごいきれい…
ってなることも多いので。
しかも、今はまだ簡単なこともあり。
(…その分派手さには欠けるんでしょうけどね…。)
レッスンで弾く曲で、一番弾きやすくて、楽しみな曲集です。

以上5つが、ワタシメの個人レッスンで弾いてる曲達、です。
それぞれの解説?(ワタシメ的文句?)が、かなり長くなりましたが。
そんな、感じです。

ワタシメ自分宅で個人レッスン受けてるので。
他の人の進度ってよくわかんないんですが。
6年弾いてて、この状態って、多分本当にとんでもなくのろいんだろうなぁ、って思ったりしますが。
とにかく、2年前かなぁ?
岸和田のアンサンブルに行き始める前ってのは。
本当に、サボりたいだけ練習、サボってたから…。
今以上にまーったく、進まなかったですもん。
自慢にならないですけど…。
普通の人が1年で終わるっていう曲集を2年半かかって終わったりしてたし。
だから、とんでもないチェロ弾きのワタシメなんですが。
でも、人と進むスピードを比べても、うまくはならないわけで。
ワタシメは自分のできる範囲の努力をしつつ。
自分のスピードで確実に進むしかないんですよね…(と、もっともらしい言い訳をしてるワタシメ…。)
サボり倒してた時間を取り戻すのはかなりな努力が要りますが…。

ま、そんな感じで、レッスン受けております。

何の参考にもならない駄文で申し訳ないですが…。

ちなみに、このほかに。
隣町のコープさんのアンサンブル教室に通ってるワタシメ。
そこではハイドンの39番弾いてますし(4楽章まであるのです…)
岸和田のせんせいのアンサンブル教室では。
今、ハウルとトトロと魔女の宅急便、それから、第九と、他にもう1曲練習曲があるから…と、今月は航くんのお誕生月でハッピーバースデーも弾くので、岸和田の曲だけで、えっと6曲?!練習する曲があることになります。

個人レッスンで弾く曲集が5冊。
隣街コープさんのが大きく見て1曲。
岸和田が6曲。
大雑把に数えても12種類の曲を練習しなきゃいけないので。
どうしても。
隣街コープさんの曲は、自宅では練習する時間ないですし。
(ってか、1年以上も同じ曲ばかり弾いてるので、ま、いっか状態…笑)
岸和田のアンサンブルの曲も、集中して休日に弾いてる状態です。
平日の晩はどうしても個人レッスンの曲に手がかかってしまう…。
(でも岸和田の第九はとんでもなくややこしいので、練習しなきゃひけません、しかもハウルもトトロも昔に弾いた曲なので弾かなきゃ思い出せず…なので、状態です…。)

と、こんだけ弾いてて、ちったぁ、うまくなってるんやろうか?
というのが、常に疑問ではありますが…。
人並みに、チェロタコはできてきたけど…。

でも、これだけうだうだ書けるようになった?!ってことは。
それなりに、ワタシメのチェロ弾きも。
ぼちぼち、板についてきたってことなのかな??

ではでは。
ここまでもし読んでくださった方がいらっしゃったら。
本当に心から感謝です。
長々の駄文におつきあい、ありがとうございましたm(_ _)m。
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