2008.10.21 Tuesday

おわりました。

というわけで。

まわりのありとあらゆるみなさまに、ご心配とご迷惑をおかけしておりました、地元オーケストラのオーディション、先程、終わりました。

夢への扉は。
硬くて重たくて。
チャンスの神様って、すごい身軽で。
逃げ足速くて。

…っていうか、そもそものワタシメの、実力と練習不足。

あんな難曲を選曲したくせに。
ろくに弾けずに、帰って来ました。

やっぱり、オーディション、です、ね。
オーディション会場に入って、ワタシメ、完全に硬直でした、よ。

ま、せいぜい、5〜6人の方に聞いていただく、って思ってたのに。
広いホールに、15、6人の方が、いらっしゃいまして。
真ん中に、どん、と、常任指揮者さんが、座られてまして。
(さすがにワタシメも、地元オケの常任指揮者さんのお顔とお名前くらいは存じ上げております、はい。)

ぎょぉぉぉぉ。

なんだこれ…。
しかも、みんななんか、採点表みたいなの持ってはるし…。
(しかもB4サイズぐらいのどでかい板…。)
もっと、お気楽なもんだと思ってましたよ??ワタシメ。

このすごいいっぱいの音楽家さんたちは、一体なんなんですか…。
と、完全に面食らって、あわあわあわあわ…状態。
せんせいに。
審査員の皆様のことについては。
「かぼちゃ、って思ったらええやん。」
って言われたことすら、記憶のかなたに飛んでいき。

楽器を出しながら。
ありとあらゆるみんなに。

「ゆっくりおちついて」

って言われたことだけを、呪文のように唱えてて。

よろしくお願いします、とだけ、言って
ど真ん中に設置されたいすに座ろうと思ったら。
「お名前、言ってくださいっ!!」
…と、指揮者さんに言われたワタシメでした。
(完全に緊張して抜けまくってるワタシメ状態…。)

で、名前だけ言って。
(後で思ったけど「ハイドンのチェロコン、一番の一楽章弾きます」も、言うべきだったんだよなぁ…どんだけ礼儀知らずな子なん?!って思われただろうなぁ、ワタシメ。)

いすに座って。
とりあえず弾き始めた、ものの。

演奏に集中しないで。
あー、エンドピンストッパー(かまぼこ板です)、床に敷くの、忘れた!
ってか、エンドピン、長すぎた、めっちゃ弾きにくい!!
げ、どうでもいいところで、音外した、あ、また、リズムがてれこになった…。

と、あれこれ「げげげ」と思ってた、ってことは、記憶にあるんですが。
(弾きき始めて、30秒間くらいのことですかね…。)
後は、とにかく音程外しまくったことだけ、おぼろげに覚えてて。
ビブラートがかかってたとか、テンポがどうだったかとか。
重音アルペジオの連続のところが、いつも弾けないんだけど、それがどうだったかとか、高音の音程とかボウイングとか。
自分が一体どう弾いてたか。

まぁぁぁぁったく。
記憶に、ございませんm(_ _)m

…つまり。
「あんたそれでほんまにチェロ弾いてんの?!」
って位、とにかく、ひどい演奏だったと思います。

で、ありがとうございました、だけ言って、帰って来ました。

はい、肝心の結果とな?ですが。

……絶対、駄目だと思いますが。
明らかにだって、ワタシメちゃんと弾けなかったもんですし。
審査員の方々に、何にも言っていただけなかったですし、ですし。
なので。
見込みゼロだと思います。
(よかったら、じゃ、よろしく、とか誰かおっしゃってくださると思いますし…。)

え?なんですか、そのあいまいな、結果発表!は、って??

はい。結果はですね。
ワタシメの予想に反して、ですね。

「1〜2週間後までに、郵送で自宅に通知送ります。」

…とのこと、でした。

とはいえ。
あれだけ弾けなかったら。
不合格です。
って書いてあるのは、明々白々だと思うので…。

夢は、遠くにありて思うもの、なのだなぁって。
改めて痛感しました。
まだまだ、練習が足りません。
これにめげずに、もっともっと、頑張らなきゃ、って思います。
正直、あれだけ弾けない自分に、ちょっと自己嫌悪で、落ち込みそう、だけど、でも、今のワタシメにできることは、それなりに、した、と思うし。
音程守って弾けないのも、今のワタシメの、厳しい現実、です。
それって、本当に練習不足、ってことだと思うし…。

今回のことを通じて。
本当に練習って、大事。
しかも毎日こつこつ続けて弾くことがとても大事ってこと。
本当に本当に実感できました。
それだけでも、オーディション、受けに行ってよかったな、って思います。

オーケストラってワタシメの夢の世界に通じる扉が。
次、いつ自分の目の前に現れるかわからないけれど。
(…チェロでオーケストラに入りたいって思ってることが、そもそも無理かも知れないけれど…。必要数に対して演奏人口多すぎです。)

もし、万が一。
また、機会があって、オケへの扉が目の前に現れた時には。
その時に、同じ後悔は絶対しないように。
練習続けて行きたいと思います。

演奏、聴いてくださったきしわだあんさんぶるせぷてっとのみんな。
この機会をワタシメに与えてくださった、地元アンサンブルのヴァイオリンさんこと、やっこさん。
(ずっとずっと、早くオーディション受けにおいでって誘い続けてくださって、なおかつ、オーディションの受験申込書をわざわざ郵送で送付してくださって、本当に何からなにまでお世話になりました。)
「頑張って」ってお会いするたびにおっしゃってくださってた、地元アンサンブルのフルートさんこと、さとーさんとみきさん、それから、ヴィオラさんこと、わためさん。
メールやら、ブログコメントやらであれこれ励ましてくれたKYO−氏、丸藻さん。
わざわざ、昨日ワタシメの職場まで尋ねてきてくださって「頑張ってね」っておっしゃってくださった、かずこさん。
明日のオーディション、頑張ってきてねって、快く代休を今日くださった職場の「そろばん屋」のみなさま。

それから、いつでもどんなときでも。
無理難題を聞いてくださって。
ワタシメを、夢の扉の前に行けるまでに、チェロ弾きとしてなんとかしようって、育ててくださってる、せんせい。

みんなに、本当に、心から感謝いたします。
それから、みんなのすごいあたたかいお気持ちを、頂いてたのに。
ご迷惑も散々、おかけも、したのに。
結果を出せなかったこと、本当に申し訳ありませんでした。
心から、お詫びすることと。
前を向いて練習を続けることしか、今のワタシメには出来ませんが。
いつか、きっと。
夢をかなえられるように、大好きなチェロと一緒に、一歩一歩、歩みを止めずに、小さな歩幅でも進んでいきますので。
今は、みんなの思いに答えることが出来ないワタシメですが。
時間は多分、とてもかかると思いますが。
夢に向けて、頑張りますので。
オーケストラってすごいんです!!って、ここに日記書きたかったんですけど、それは、本当に随分先の話になると思います。
ここに書く日記は、相変わらず、レッスンの時に弾けなかったことと、岸和田の帰りの反省文で、おんなじことの繰り返しだけになると思いますが。
またお付き合い、よろしくお願いいたします。

落ち込んでなんていられません。
明日からまた、練習、頑張ります!!

ワタシメの周りで、見守っていてくださった皆様に。
ほんとうに、ほんとうに、感謝いたします。

ありがとう、ございました。
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