2014.11.17 Monday

美しき、夢見るひと。

こんばんは。
今日は、正真正銘?!
きしわだの帰り、電車内です。

『beautiful dreamer』

今日、きしわだで弾いた曲です。
某?!「題名のない~」で、今朝特集していたから、って理由で、10月19日に、せんせいがおけいこに加えた、フォスターさん。

邦題は。
「夢路より」
と、いうようです。
フォスターの、絶筆の作品、らしいです。
(…困った時の、うぃきぺでぃあ、参照です、汗)

あえて。
「美しき、夢見るひと」
と、言ったのは。

ほかでもなく。
うちの父のこと。

です。

父、ごんちゃん。
現在、入院中です。

我が家からは20キロ離れた、大阪市内の病院におりますので。
毎日お見舞いに行ってますが。
如何せん、私も平日は仕事もありますし、通院に1時間位かかることもありまして、ので、毎日、病院に長居はできなくて。
毎回、せいぜい1時間くらいしか、病院に居られないのですが。

病院に居てると。
ごんちゃん。
ひとりで、ほぼ一日、ぼうっとしているからか。
頭が、非常にとっ散らかるみたいで。
どこに、居てるかわからなくて。
何をしているかも、理解できなくて。

一日中、夢の中に居てる。

そんな感じ、です。

まさに。

beautiful dreamer

です。

ごんちゃんが、今見ている夢の世界は。
決して美しくは、ない、ようですが。
そして、フォスターの曲のように、穏やかでは、ない、みたいですが。
そりゃ、病院に居たいなんて、誰も思わないですよね。
自分の家が一番良いですよね。
だから。

今日も、岸和田へ行く道中で、病院に寄ったのですが。
私の顔見るなり。
「よし、帰ろう!」
と、言うので…。

ここは、病院であること。
背中を切開して、縫っているから、抜糸が終わらなきゃ退院できないこと。
今帰ったら傷が広がってしまうこと…
はじめから、ひとつひとつ、説明。
でも。
しばらくすると、また、忘れてしまうから。
またすぐ「帰ろう」って言われるのですが…

本当は、連れて帰ってあげたいんだけど、と、いつも、帰り際に思うのですが。

いつも決まって、エレベーターホールまで、見送りにくる父の顔見ながら。
心、鬼にして。
エレベーターの、閉、ボタン押します。

その中で。
今日は、いつもと違っていたことがありました。

頑固者の父が。
放っとけ!が口癖の父が。
今日、私が帰ろうとしたときに。
今日は、このまま今から岸和田へ、おけいこに行くから帰るねって言ったら。
「もうご飯の時間だから、あなたも一緒にご飯食べて行きなさい、ここのご飯おいしいから。あなたもお腹空くだろし。」
って。
何度も私に言っていたのが。
なんか、何とも言えない感じでした。
いつも、一緒にご飯食べようなんて、私に言わないのに。
ひとりでご飯食べるの、淋しかったのかな?
お腹空いたらあかんって、私のこと、気にかけてくれていたのかな?
そう思ったら。
申し訳無いやら、ありがたいやら、切ないやら…
なんだか、言うようの無い気持ちになりました。
おけいこ、お休みして、一緒にご飯、食べてあげたら良かったのかな…
と、自問自答を繰り返している、帰り道です。

beautiful dreamer

美しき 夢見るひと

病気で、ずっと夢の中に居る父と、一緒に。
私も、ある意味。
美しい夢を、見ているのかも、知れません。

何故だか、なんて、理由は説明できないけれど。
いつか、この先。
今のこと、思い出した時に。
今日の、フォスターの、穏やかな旋律とともに。
私は、美しい、夢を見ていたのだろうと。
そう思っているような、そんな気がします。
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