2009.05.04 Monday
はっぴょーかい。
でした。
せんせいのチェロ教室の発表会。
この演奏会シリーズ一番の難所、かつ、一番の根性を要する会、でした。
日付変わったからもう「昨日、発表会でした」になっちゃったです。
…いうまでもない、演奏してきたワタシメ、ですので。
演奏は、置いといて(笑)
みんなにありがとうございましたメッセージを!です。
お忙しい中、来てくださった丸藻さん&目付きの悪いペンギンさん。
遠いところ、本当にわざわざ、ありがとうでした。
しかもふたりとも、おいしいお菓子まで…ほんとうに申し訳ないです。
このブログのあいまいな情報を頼りに、時間に都合もつけて、突然来てくれる二人のその気持ちも、とってもとっても嬉しかったです。
ほんとうに、ありがとう。
いつもホントに助けてもらってばかりで、かつ心強いかけがえのない演奏仲間の、きしわだアンサンブルせぷてっとのみなさん。
みんなのおかげで、今日も楽しく、演奏できました。
それから、みんなのおかげで、また、楽しい思い出がひとつ、増えました。
一人でなら、絶対乗り越えられない場所も。
みんなとなら、簡単にたどり着くことができるし。
みんなと一緒に、みんなの輪の中にいることが、とても心地よくて。
みんなのおかげで、何の迷いもなく、チェロを弾くことが出来ます。
みんなの中には不思議なそんな安心感があって。
どんなに間違えても。
どんなに出来なくても。
みんなが、絶対そこにいてくれるのがわかってるから。
私も、チェロをその場所でちゃんと、弾いていられるし。
今回、正直。
チェロを弾くことそのものから、心の奥で本当に逃げたいって思ったし。
本音のどこかで自分の限界を痛感してたから。
チェロを、辞めた方がいいかもしれない、ってと思ったりもしたけれど。
みんなが、いっぱい愚痴を聞いてくれて。
私の居場所をちゃんと教えてくれるから。
私はチェロ弾きでいられる。
向き合う元気をもらえるし。
前向きにだってなれる。
私は、本当に、とびっきりのかけがえのない仲間に出会えたんだ、と。
みんなで何かひとつを乗り越えるたびに、そう思えます。
みんなに、本当に、ありがとう、です。
それから、これからもこんなワタシメですが、どうぞよろしくお願いいたします。
全くお手伝い係として役立たずだったワタシメを完全にフォローしてくださった、せんせいの若手の生徒さんの皆さん。
ワタシメ、一応、舞台袖の係の責任者?だったにもかかわらず。
あれこれ、口だけで色々オネガイゴトやらを言って。
そのあとの作業は、完全にお任せしっぱなしで。
ワタシメ、何のお仕事もしないで。
本当に、ご迷惑をおかけしました。
なのに、お手伝い係の生徒さん方の中に。
去年のこともちゃんと覚えててくださってて。
「きりこさんって、去年のせんせいのお誕生日会の、プログラムを作った方ですよね?あれ本当に、すごいかわいかったです!」
と、おっしゃってくださった方も何人かいらっしゃいまして。
本当に恐縮です。
この場を借りて、お詫びとお礼、です。
ご迷惑をおかけしてすみません。
それから、ありがとうございました。
いつもながら発表会の運営にご尽力されてるお母さま方、航くんのピアノの先生、それから、せんせいの奥さん先生。
今回は。
お手伝い係承ってましたワタシメですが。
本当に全くお役に立てず…。
申し訳ありませんでした。
しかも。
みなさまの方から、わざわざ。
「きりこさん、お久しぶりです」
って、お声掛けくださったのに、ゆっくりごあいさつしてる余裕もなく、申し訳ありませんでした。
二年に一度、このときしかお会いできない方もたくさんいらっしゃるにもかかわらず、本当に失礼をお許しください。
で、絶対忘れちゃいけないのが。
今回、ワタシメのとんでもない我儘のせいで。
あれこれ、全部で3曲かな、伴奏を練習してくださって。
結局、10日前に曲目変更になったにも関わらず。
相も変わらずさらさらっと、完璧に譜読みしてくださって。
素敵な伴奏をしてくださった、deco師匠。
師匠には、ホントに頭上がりません。
(師匠は冗談抜きでワタシメのピアノの師匠でもあるけれど、人間性においても師匠だと思います。師匠みたいな気遣いというか、気配りのできる大人にならなきゃ、と、思います…。)
まともにチェロが弾けないワタシメを。
悪いところをズバッと、駄目って言ってくださって。
でも、わかりやすい言葉で、駄目な理由を、絶対に説明してくださって。
ワタシメができるようになるまで、根気よく練習にお付き合いくださって。
そんな風に、練習みて下さってたにもかかわらず。
発表会当日に、ワタシメの知らないうちに、
師匠、せんせいに、わざわざ。
「伴奏合わせの練習が足りてなくてすみませんでした。」
ってご挨拶してくださってたんです。
師匠のそのお心遣いには。
本当に、何て言ったらいいんだろう??。
何か、もう、本当に、感謝しかできないです。
貴重なお時間を割いていただいて、みっちり特訓してくださったり。
そのたびに、お昼ご飯も晩御飯も、そのあとのお茶まで、いつもご馳走になって、たくさん愚痴も聞いてくださって。
本番では、超お忙しいダーさんにも無理おっしゃってくださって、ダーさんまで一緒に聴きにきてくださるわ。
(ダーにもくれぐれもよろしくお伝えください。)
発表会後は、楽器の運搬までお願いするわ。
どれだけわがまま勝手な弟子やねん、状態で。
(せんせいにこの話をしたら、せんせい、怒るのも通り越して呆れてました…。怒らないせんせいが、眉間にしわ寄せてため息ひとつ、ついていらっしゃいました。多分常識ではありえない話なんでしょうねぇ…。)
ワタシメ、師匠のために、なぁぁんにも、出来ないですが。
まぁ、強いて言えば、次の土曜日の師匠の教室のピアノ発表会で、ピアノをちゃんと弾くことと。
yukirinが来なかった場合に、アナウンスをきっちりすること。
それくらいしか、ワタシメには出来ないけれど。
ピアノも、あと4日間、練習しますし。
(何気にさっきまで2時間みっちりピアノ弾いてました…)
できるかぎり、頑張りますので。
これからも、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
それから、ピアノの師匠以前に。
大好きな友人姉貴分deco師匠として。
わがまま勝手な迷惑で厄介者な妹分のワタシメですが。
これからも、お付き合い、よろしくお願いいたします。
ちなみに、…2年後の発表会では。
本当にワタシメ、あの大曲弾くのかな?
でも、万が一本当に弾くとしても。
その時の伴奏は師匠じゃなきゃ絶対に絶対に嫌だから、また、お世話になりますが、その時もよろしくお願いします、です。
(そのうちピアノ譜、持って行きますわ〜、って、いつになったら、あの曲を練習できるところまで自分がたどり着けるか、皆目検討も着かない状態ですけど、笑。)
最後に。
せんせい。
せんせいには、まず何より。
「ごめんなさい」
です。
せんせいのばかー!!!
って叫びました、し。
弾きたくない、って、子供みたいにわがまま、散々言いました。
それは、時に。
わがままではなくて、本心だったことも、あります、正直。
弾けない自分が嫌で。
練習時間がとりにくくて、練習してない自分が嫌で。
おいてきぼりにされていく自分がゆるせなくて。
そのうち、せんせいからどんどん、遠い場所に自分がいる、そんな気がして。
だから。
そんな中途半端なら。
もう、弾かないほうがいい、弾かないほうがいい、って思うくらいなら、そんなふうに、逃げるくらいなら、もう、弾きたくないって。
だから、弾かない。
弾かない、って思うから、練習もしない。
そう思ったのは、確かに、そうです。
だけど、それはすごく、自分で悲しかったし。
わがまましか口に出来ない自分が、すごく、自分で更に嫌だったし。
でも、どうしたらいいのか、わからなくなってしまって。
何を、どう弾けば、自分もせんせいも納得できるかなんて、本当にわからなくなっていたし。
結局、出した結論は、無茶苦茶な結論で。
結局、1年前に弾いた難曲を思い出して完璧に演奏できっこもなくて。
本番では。
「だから、タイスにしとけばって、言ったでしょう?」
って言われてしまうかも、って程、とんでもない演奏しか、出来なくて。
情けないやら、申し訳ないやら…。
(でも、やっぱりヴァイオリンのタイスの方が、ワタシメのタイスよりきれいかったです…。)
本当に、すみませんでした。
反省、至極です。
次の発表会では。
私ソロ弾かないほうがいいかもですね…。
でも、多分。
今回は、チェロを練習するよりピアノを練習する方が。
弾いてる曲の陰気臭さもあって。
心境的に、ピアノの方が、弾いててしっくり来る…って思って。
ピアノ、いつも以上に必死で弾いてます、正直。
ピアノだって、弾いていて、弾けたら嬉しいし。
気晴らしには、なると思うし。
ピアノも、自己表現が出来る楽器だと思うし。
ある程度練習したら、昔弾いた簡単な曲なら。
歌うように、やさしく、思ったとおりに弾くことがちょっとは、できる。
でも。
私、チェロが好きだと思うし。
ピアノの方が、チェロより昔から弾いてるけれど。
チェロの方が、私の楽器、という気がします。
ただ、チェロは、明らかに練習不足。
特に基礎体力が私には、なさ過ぎで。
基礎練習が本当にちゃんと出来てないから。
今日みたいに、こう歌いたい、っていう思いがあっても。
歌う以前の問題。
歌う方法がちゃんと身についてないんです。
今日弾いたソロの曲は。
やさしく、やわらかく、春の雨が、空からゆっくり落ちてきて。
窓をそっとつたって、水溜りに、静かに流れていくように。
そこに、雲間から、時々日差しがさすけれど。
また、雲がかかって、ゆっくりゆっくり雨が落ちてきて…
そんな、風に。
あの曲を弾きたいのに。
何か、幼稚園児が、水溜りに入って泥を飛ばしまくってる、そんな風にしか、弾けないのは。
きっと、私が、ちゃんと音を出す方法を身につけていないから。
だから、自由に歌えないんです。
私に足りない基礎体力なんてたくさんあるけど。
思いつくところって。
音程を正確に取ることだし、ビブラートを自由に使えることだし、弓の動かし方を理解すること、なのかな?
それらは、教則本をしっかり練習しなきゃ身につかないのに。
私、ちっとも教則本、練習してないもんな…。
反省、です。
いつか、自由に歌うように奏でられるように。
毎日の練習、欠かさずに、そこから、心がけたら、いいのかな…。
時々、せんせいが私におっしゃられますが。
「ひとつひとつ、ゆっくり自分のペースで、時間をかけて、歩いていったらいんです」って。
本当に、その通り、なんです。
私は、ともすれば、あせりすぎなのかもしれないです。
でも、次が本当にあるのか、それだって不安だし。
(だって、2年後の発表会が今と同じようにやってくるなんて、誰にもわからないですし、もしかして私もその頃には生活環境が変わってるかも知れない…って当分お嫁に行く予定はないですけどね、笑)
私、いつまでせんせいの生徒でいられるんだろう?って思ったら。
私、そのうち破門になってしまうだろうな…とか、思ったら。
破門になる前に、ってか、破門にならないように。
出来るだけたくさん、前に進まなきゃって。
時々、考えたら、焦ってしまうのかも、です。
急がば、回れ。
なのかも、しれません、ね。
私は、私の進む速さで。
私に出来る限りの精一杯で、練習していくしかないです、し。
駄目なところを、自分でわかってるなら。
そこを、なおしていく努力も、日々しなくちゃ、です。
…って、それだけわかってるなら練習しましょう、ですね、せんせい?
はい。
とりあえず。
この発表会のばたばたで、1月から時計が止まったままになってる、あらゆる教則本たちに、ちゃんと向き合います。
今回、ひとりで駄々をこねて、すねて、勝手に苦い気持ちになって。
結果は本当に悲惨で散々だったけれど。
そのおかげで。
わかったことも、あったから、それでヨシにしてください。
(と、最後まで自分勝手でわがままな私をお許しください。)
せんせい。
こんな私に、いつも根気よく付き合ってくださって、ご迷惑ばかりおかけして、ごめんなさい。
お忙しい中でも、なんとかしてレッスンしてくださることも、感謝です。
しばらくは、わがまま言わないで、練習しますので。
もうしばらく、見捨てないでいてやってくださいましたら、幸いです。
せんせい。
ありがとう…。
ここまで、よんでくださった、この画面の向こうのあなたにも。
感謝です。
そんなこんなで、わがままぐちぐちのチェロ弾ききりこですが。
練習、頑張って続けていきますので。
気分が向いたら、の、時々書くだけの、チェロ日記ですが。
もしよろしければ、また、読んでやってくださいましたら、嬉しいです。
みなさん、ほんとうに。
ありがとうございました。
| kiriko | チェロ練習帳♪〜kiriko〜 | 04:30 | comments(3) | - |