2011.05.31 Tuesday

夢をみる。

眠っている時にみる「夢」のお話、です。

最近、なぜだかわからないけれど、同じような夢を何度かみた、と思うのです。
ちゃんと記憶に残っているのだけでも2回。
一ヵ月くらい前にみた夢と。
今朝方みた夢。

内容は言えませんが。
おんなじような、夢でした。
登場人物も同じ。
場所も同じ。
多分、時間も同じような感じ。
曇りの日の、夕方頃、って感じです。

そして、不思議なことに。
その夢にはちゃんと、感覚があるんです。
言葉が声になって聞こえているのはもちろんですが。
温度も感じるし。
触れる感覚もはっきりあって。

夢がかなり、現実めいていて。

あれれ??
今の、夢??
………だよね、ぇ。

って。
目覚めた時、一瞬、頭が混乱して。
しばらく、寝呆けた人状態になって、ぼけーって、なるくらい。

そんな感じの夢。

現実味を帯びた夢をみることは、確かに時々あるけど。

おんなじような夢を、記憶に残っているだけでも二度も、短い間にみてまして。
しかも、妙にちゃんと感覚があって…
(多分、記憶に残ってなくって、ぼんやりみたような気がする、ってのを含めたら、2回どころか、5、6回は、みている、と、思います、が)

うーん。
いったいなんなんだろ??
忙しくて、頭が変なのかな?
イライラ病かな?
現実逃避病かな?
変な妄想癖でもできたかな?
潜在願望かなぁ…。

うーん。

理由は不明です。


そして、もう一つ。
疑問に思うことがありまして。

ワタシメがこうして、こんなにはっきり感覚のある夢を見ている時。
その夢の中に登場する皆さんも、同じような夢をみていたりするのかな?

って、ことです。

ってワタシメ、超能力者じゃないから、人と同じ夢をみるなんて絶対にありえないけど…。

でも本当に感覚がちゃんとあるので、それがなんか、ドキドキと言いますか、なんと言いますか、でして…。

最近みた夢の中に「きりこが夢に登場した!」という方がいらっしゃいましたら、御一報ください、笑。

それがどんな夢だったか、教えてくださいましたら、幸いです。

しかし、なんなんだ、あの夢……。

2011.05.23 Monday

帰ってきたら…

今日もテレビに映ってるのは

ふるたちいちろう さん

でした…。
(普通にこの会話、普通のみなさまに通じると思って使用していましたが、意外と「何それ?」って言われることが多いワタシメです。)

つまり、報ステ、が、始まっておった、ってこと、なんですけど、報ステってなに?と、言われることも多々ありまして。
はい、報道すてーしょん、ですけどね。
だから、それは何?
と、言われることがありますが…

テレビ観ないワタシメでも知ってるんだけどなぁ。

関西では6チャンネルで、平日の夜9時53分だったかなぁ、とにかく、10時ほんのちょっと前から放送している、古館いちろう、さん、って方がキャスターをしているニュース報道番組ですが…
(みんな普通に知ってると思っていたのはワタシメだけ??)

古館さんがテレビに映ってる時間に帰宅、ってことは。

帰宅した時既に10時を回っていた、と言う意味で、ゴザイマス。

ちなみに、ワタシメの通勤ですが。
父のありがたーいタクシー、いやいや、送迎のおかげで。
職場から自宅まで、所要時間、10分足らず。

つまり。
10時手前まで、みっちりお仕事していたってことです。

明日は早く帰ろう。と、前の晩に思い。
今日こそ6時で帰ろう。と、その日の朝に思い。
この調子で、絶対に今日は6時で帰る。と、その日のお昼に決意するのに。

今日も、気づいたら5時半の終業のチャイムが鳴っていて。

うげー!!

まだ、今日中のお仕事、終わってない…。

と、思っているうちに。
日がとっぷり暮れて。

気が付きゃ、あらま、もうこんな時間…。

……4月以降、そんな生活を送る毎日でございます。
この前の3月までの一年間は。
一応、ワタシメも、病み上がりな人だったので。
健康第一。
毎日出勤優先。

ってことで。

「抗癌剤ぶら下げて出勤してる人に、残業なんて絶対させられません!」

「残業しなくていいから、とにかく休まず毎日出てきてくれるほうが助かる」

ってなお言葉に甘えさせていただいて。
ほとんど残業すること、なかったんですが。

4月から。
なんやかんやと、いろいろありまして。

なかなか、思うようにお仕事進まず、な、生活でゴザイマス。

要領よくしなきゃね、とも思ってるんですが。
なかなか、要領よく、段取りよく、も、お仕事、できるもんでもなくて。
やれやれです。

でも、極力、みんなにご迷惑おかけしないようにしなきゃ、でして。
ワタシメ、去年、職場の皆様にご迷惑かけたので。
今年は、ワタシメも元気に生活しておりますので、今年は、みんなの足を引っ張らないように、自分のことは自分でちゃんと片付けなきゃ、って所です…。


がんばらなきゃ、なので、あります。

家にさっさと帰って。
今日こそ練習しなければ、と思っていましたが…。
(もう一週間近く自宅で、チェロ弾いてないかも…。)

さすがに、古館さんがテレビに映ってる時間に帰宅すると。
練習できないのが現状ですね…
(発表会前は散々夜11時近くまで弾いていたけれど、基本的に常識的にも、夜10時を過ぎても音を出すことは、我が家マンションですし、なので、かなりなご近所迷惑ですので、極力、そういう無茶は避けるべきでありますし…)

明日に疲れを貯めないように。
今日も、お風呂に入って。
さっさと眠りましょう…。

この調子のままで、一年で一番忙しい6月(それこそ帰宅が毎晩10時過ぎで、古館さんに会えたらまだいい方で、溝口はじめさんのチェロの音色が流れてる時間に帰宅することも間々あるって状況が続くのが6月です…)に、突入しそうで恐ろしいワタシメです。

うんうん、頑張りましょう。

2011.05.19 Thursday

また、落ちる。

昨日の晩から。

また、ひたすら悩んでます。
また、不眠症復活です。

もう嫌です。


答えが、全くわかりません。

昨日、レッスンがありました。
何を言っても仕方ないし。
続けるって決めた以上、練習ちゃんとする、って。
それしか、答えはない、って。

そう思ったから。

だから、さんざんっぱら悩んだことや。
私の本心を、あえてもう言う必要もないし。
だまって単に弾いてたらそれでいいんだわ、って。

だから、何も、言うつもり、なかったです。

でも。

バッハ弾いてる時に、ぷつん、と、何かが、切れました。

そこから。
延々と、この半月間、どれだけ真剣に。
やめること考えたか。
できないことがいかに悔しかったか。
を、せんせいに、話しました。

話したら。
すっきりする、と思ったのに。

結局。

やっぱり、私、もうチェロやめてもいいわ、って気分が、また芽を出し始めました。


私がブラームスを弾けなかったのは。
せんせい曰く。

「ウエルナーを適当にしか弾いてないから」

なんだそうで。

「基礎ができてないのに、どれだけ練習したって、曲は中途半端にしか弾けません。」

なんだそうです。

だから。
ブラームスを弾く、って決めるときに。
「私にこの曲弾けるんですか?」
って、聞いたんです。
そしたら。
「ボエイルマンが弾けたら、この曲、弾けないことはない」
って、いったのも、せんせいです。

でも。
結局弾けなかった。
その理由は。

「これまで10年間、散々教則本を嫌がったせいです」

なんだそうです。

教則本をさぼり倒してるのは、10年間ずーっとなので。
教則本をさぼり倒してきた私に、ブラームスみたいな大曲はもちろん、何かの曲をちゃんと弾く、って事自体、不可能なんです。

「4月にめちゃくちゃ練習したって言うけど、基礎がない状態でいくら弾いても、結局ボロがでます」

ってことでした。

だからつまり。

教則本が大嫌いな私には。
結局。
大曲はおろか、小さな曲すら、練習しようが、練習しまいが。
結局なーんにも、弾けないんですよ。

なら。
なんで、私、チェロ弾いてるんやろう…って。
練習しても弾けない。
練習しなくても弾けない。
それなら、弾いてる意味なんてどこにもないやん…。

弾けるようになりたいから。
練習してきたのに。
あの努力って。
結局、全く何の意味もなかったんやん……。

って。
思ったら。

悔しいとか。
情けないとか通り越して。

もう、なんて言ったらいいのか、わからない気持ちになって、なんか、意味もなく涙がぼろぼろこぼれてきました。

どうせ、私には基礎がありません。
左手を自由に動かすことは出来ません。
だから、音程もちゃんと取れないし。
早いパッセージは大の苦手だし。
ビブラートだってどうやったらかかるか、いまだにわからないし。
指先を動かせばいいって言うけれど、指先なんてどれだけ弾いても、どうやったら動くかそのものがわからない。
右手だって、指を使って弓を動かさないから、手首も動かない、って言うけど。
でも、指をどう動かしたら、手首が動くか、どうやって弓を動かしたら、きれいな音色が出るようなるか、それも、色々考えて、どうすればいいんだろう、って、必死で考えながら、あれこれ練習したけど。

絶対に、わからない、です。

チェロを弾くこと。
それは私にとって。
わからないことだらけ。
です。

わからないことだらけ、で、何にも出来ない理由。
それは。

「基礎練習を放ったらかしにしたから」

って、ことでして。
そんな、私に。

「基礎がないのに、曲なんて適当にしか弾けません。」

なんだそうで…。
だから。

「練習曲は、何を弾いてくれてもいいんです。」

って。
そんな適当な…って言ったら。

「練習曲は適当な曲を適当に弾いてくれたらそれでいいんです。」

って、ばっさり、一言で…。

適当に、あいまいに弾くくらいなら。
じゃあ、はじめから。
曲なんて弾かなかったらいいわけだし。
やっても出来ないのに。
あいまいにアバウトに、ほぼ弾けてない状態でおしまいにするのに。
やることの意味がわからない…。

私は好きな曲を、きれいに弾きたいわけで。
あいまいに適当にめちゃくちゃに弾くことに、意味なんてない。

やるなら。
納得のいくように、きれいに、弾きたい。

少なくとも。
ブラームスは。
思うように、きれいに、ちゃんと弾きたかった。

でも。
そんなこと、初めからできっこない、って、わかりきっていたんです。
私は。
練習すればなんとかなる!!!
って、自分を信じて、必死で頑張ってきたけれど。
私、基礎が、ないから。
どんなに弾こうと、まったく弾かなかろうと。
結局、何にも弾けるようになんてならない。
そんなこと。
ブラームスを弾きます、って私が決めた時点で。
すでに、決まっていたんです。
発表会の当日が来ても。
全く弾けないってこと。
どんなに練習しても、むだってこと。
私は。
そんなこと、微塵も思っていなかったけれど。
せんせいの中では。
絶対むり、って決められていたし。
そして、案の定。
基礎力のない私には、絶対に無理、でした。


じゃあ、なんで。
曲を弾こう、ってことにするんですか。
って、すごく思うし。

初めから、できない、って決め付けられてて、実際にその通り、100時間弾いても1000時間弾いても、1時間しか弾かなくても。
私の弾けるレベルって、結局同じ。
「弾けない」
でしか、ないんです。
多分、仕事を1年休んで、毎日10時間同じ曲ばかり弾いても。
結局、今と同じように
「弾けない」
です。

だって、基礎がないんだから…

それなのに。
なんで、弾かなきゃいけなかったのか。
どうして、弾いていたのか。
できない、ってわかりきっているのに。
できる、って勝手に信じ込んで、努力して。
努力は完全に空回りで。
そんな半年間に、一体何の意味があったんだろう…

今、本当に、いいようのない虚しさが、広がっています。

私のあの半年間は、なんだったんだろう

…って。

私だって。
基礎力不足は常に痛感はしていたから。
5年前に、教則本が1冊、終わって、新しい教則本に入るときに。
もう一冊、教則本、一緒に始めたい。
って、教則本を2冊に増やして欲しい、ってお願いしたのに。
ぶっちゃけ、せんせいは、完全に無視。
だったし。

3年前にまた教則本が終わって、さらに新しい教則本に入ったときに。
教則本、足りないから。
普通のチェロ弾きさん達が普通に弾いてるような教則本も、やりたいです。
ドッツアウアーとか、シュローダーとか…。
って、ちゃんと言ったのに。

「社会人は忙しいから、教則本2冊も無理だから、弾かなくていいです」

って。

「教則本、増やしても教則本嫌いやから、どうせ練習しないでしょ」

って。
そう私に言い続けてきたのも、せんせい自身なのに。

なのに。

どうして、いまさら。

「基礎がないから、曲はいくら練習しても、弾けないです」

って、言うの…

確かに、私、教則本、大嫌いだし。
反面、ソナタとか、小品とか、ちゃんとした曲を弾くのは嫌いじゃない。

でも、基礎がしっかり出来てないと、曲を弾くのが無理、なら。
曲を弾く無駄な無理をするのではなくて。
(だって今の私が、もう一回ブラームスを後1000時間弾いたところで、結局、やっぱり無茶苦茶な演奏しか出来ないのは、目に見えてわかっているわけで。)

練習したってできないことに、時間を費やしてるほど、私そんなに時間に余裕ないです。

それなら。
ちゃんと、いろんな曲が弾けるように、ちゃんと曲も出来るように、なれるために。
基礎を固めるもの、つまり教則本を、もっとちゃんと弾いて。
そっちに時間を費やすほうが、よっぽど、効果的だと思うんですが…

だから、教則本増やしてって、言ってきたつもりだったのに。
「どうせ練習しないでしょ」
って言われるし。

教則本は。
確かに嫌いです、だから、練習しないことが多いです。
でも、練習しない理由のもうひとつは。

何をどうしてどう弾いたらいいのか、わからないから。

です。
教則本は、弾くたびにひたすら「だめ」って言われます。
でも。
何が出来てないから「だめ」って言われてるのか、わからないから。
わからないまま、練習し続けるから。
ずーっとだめだめだめだめ…って言われ続ける。
だから、出来ない。

って、ところがあります。
例えば、教則本を弾いてると。
「音程が悪い」
だから、駄目。
と、言われるけれど。
じゃあ、どうやったら音程が守れるか、そんなこと、わからないし。
なんで、自分の音程が悪いのかも、わからないし。
わからないから、悪いままになってしまうから。
悪いままの状態で、延々と練習するから。
だから、結局、何にも出来ないまま、に、なってしまうし。
いつまでたっても。
「駄目ですね」
しか、言われない。
だから、何が駄目なん?
「音程ですね」
だから、音程って、どうやったらちゃんと守れるの?
「練習ですね」
だから、練習してますやん。
「でも、出来てないですから、できるまで弾かないと。つまり、練習が足りてないから弾けてないんです」
だから、どうやったら、できるようになるんですか
「それは、自分で感覚をつかまなきゃ、それしかないです。感覚をつかめるまで100時間練習してできなかったら1000時間弾いたらいいんです。」

これが、私がずーっと言われ続けてきたことです。
だから、私は。
結局闇雲にただできない、できない、って出来ないところを、意地になって、何回も何百回も繰り返し繰り返し弾くことを、いつもしてきたつもり、です。
それでも、教則本は特に。
「だめですね」
としか、言われないから。
だから、もういいや…
ってなってしまうんです。


今回のブラームスも、同じ。
「弾けないって思うなら練習が足りませんね」
ってだけ、言われたから。
ブラームス、死ぬ気で弾きました。
何時間弾いても出来ないから。
1日に14時間弾いたり、1週間で50時間弾いたり。
無茶しました。
本当に練習しました。

でも、弾けませんでした。
それは、結局。

「基礎が足りないから、弾けないんです」

じゃあ。
基礎がない私が、ブラームスいくら弾いても、どんなに練習しても、結局はじめっから弾けっこないんだったら。
何のために、半年間も、ブラームス、必死で弾いてきたんだろう。
ブラームスを弾いた時間分だけ。
教則本の1巻の一番最初から、やり直して。
他の教則本も1冊ふやして、初めから弾いて。
つい最近終わった教則本もあわせて最初から弾いて。
って。
教則本ばっかり、弾き続けていた方が。
よっぽど意味があったんじゃないの?
って、思います。

「でも、教則本嫌がるから、教則本させられないし…」

って、せんせい、二言目にはそうおっしゃって。
結局、私のせい、ってことになるんだけど…

私、教則本、絶対弾かないとは言ってない。
って、心の中で思ったし。
そもそも、教則本を毎度毎度
「駄目ですね」
って、ひとことで。
何が駄目か、どういう弾き方すればいいのか。
答えがないままダメダメ言われ続けて。
出来るようになる、って思えって言うほうが無理やん。
って、思います。
どこが、駄目なのか。
それを正すには、何を気をつけて、どう練習したらいいのか。
それが、いつまでもわからないのに。
闇雲に練習しても。
いつまでも、間違えは直せないし。
駄目な自分のどこが駄目なのか、自分で気づいて、自分で修正できるなら、何も習う必要あらへんし。
わからないことを、教えてもらうために、せんせいについてるわけなんだけど。
だめ。
と。
練習が足りません。
しか、言われなかったら。
私だって、どうして良いか、わからないです。

「この言葉を言えば、みんなチェロがうまくなるって言葉があれば、僕が教えて欲しいです」

ってせんせいは、言うけど。

駄目って言葉をひたすら聞いて。
それで、結局出来ない私は。
どうしたらいいか、わからないですやん…。
なんでできないのか、その答えがわからないまま、ただひたすら練習しても、いつまでたっても、出来ないがずーっと続くだけだし。
正しいことが何か、わかってないから、練習していても、ただひたすら間違いだらけを繰り返して。
だから、正しいことが一切出来ない。
そんな間違えをひたすら練習しているだけでは当然「駄目」は脱出できないし、前にももちろん進めないし、正しいことが何かは永遠にわからない。
私が教則本を練習することって、つまりは、間違いをただひたすら間違ってるけどどうしたらいいかわからないって悩みながら。
結局間違いばっかりを延々と続けいるだけなんです。

なんでそんな間違いを弾きつづけなければならないのか。
私にはその理由がわかりません。

私だって、正しいことを知りたいし。
正しいことを、練習したい。
駄目って言われないようになりたい。
だから、必死で練習しているのに。
いつまでたっても駄目駄目のまま。
結局あきれられて、あきらめられてるだけ…
そんなのは、嫌なんです。
ちゃんと、正しいことを、弾きたいんです。

基礎がどうでもいいなんて、思ってないです。
曲が、きれいに弾けるようになりたい。
そのために、基礎がなきゃ無理なのは、私だって、初めからわかってるし。
だから、大嫌いなバッハだって、やっぱり最後まで弾かなきゃ、って、どうせ、私には4番以降を弾くのは無理なのも無茶なのもわかっているけど、それなりにちゃんと向き合ってるつもりだし。
教則本だって、間違いばっかり弾いてるの頭の真ん中でわかってるけれど、どうやったら音程が取れるんだろう、どうやったら左手が動くんだろう、って考えながら、少しずつでも弾いてるつもり。
延々と駄目、って言われ続けて、挫折することが多いけれど。
それでも、投げ出すことはしないて、弾いてる。
私だって。
この曲は好きだなぁ、と思える曲を。
自分の演奏も、好きだな、と思えるくらい、きれいに、奏でたいから。
だから。
中途半端で終わらせてきたかもしれないけれど、決して、向き合わずして逃げたことはない、と思います。

特に、今回のブラームスは。
いつもの私の口癖の。
「できない、無理、あきらめる」
って、3拍子そろった嫌言。
それは、絶対に言わなかった。
絶対にきれいに弾きたいから。
だから。
「無理です、出来ません」
って、言うかわりに。
きれいに弾きたい、だから、そのための努力は厭わないから。
「どうしたら弾けるのか、教えてください。」
って。
その言葉を、半年間、言い続けてきたつもり、で。
でも。
その台詞を言うたびに、せんせいは。
「もうそこまでできたら、ええやん」
「ええんちゃう、ひけてきたし」
「ま、なんとなく曲にはなったし、そんなもんちゃう」
「暗譜したし、あとは、ひたすら練習したら?」
って。
いつも、完全に他人事で。
何かを教えてくださる気配なし。
例によって。
音程と、左手。
注意があっても、それくらいで。
こんなんじゃ、あかんのです、って私が何度言っても。
「できてるから、ええんちゃう?」
しか、おっしゃられないんです。

「基礎が出来てないから、やっても弾けません」

なんて。
半年間、ひとっことも、おっしゃられなかった。

なのに。
なんで今更。
そんなこと、いうかなぁ…
やる、って決めたんだから。
「基礎が出来てないから、弾けてませんよ」
って、半年間の間に、何度も言って欲しかったです。
できてるから、いいんちゃう?
で、片付けられたくは、なかったです。
「ブラームス、私ちゃんとできてないです、もっとちゃんと弾きたい」
って、私、半年間ずっと言い続けてきたのに。
「ええんちゃう」
しか言わなかった、せんせい。
終わってから。
「基礎がないから弾けないんです」
って言うくらいなら。
「ブラームス、思うように弾けないからどうしたらいいですか?」
って、私が聞いたときに。
その都度、「基礎が出来てないから駄目です」ってちゃんと言って欲しかったし。
初めからやっても無理、ってせんせい思ってたわけで、実際に私が必死で練習しても常にやっぱりできていなかったわけなんだから。
ある程度のところで。
「やっぱり基礎力不足で、この曲弾けてないから、無理です」
って、はっきり、言って欲しかった。
それが出来ないなら。
私が弾きたい、ってわがまま言った時に。
はっきり。
「基礎が出来てないから、やっても弾けないから駄目」
って、言ってくれたらよかったのに、って、思います。
私が基礎が出来てないのは、前々からわかってることやん。
それなら、初めから
私が、絶対ブラームス弾きたいって言っても。
「絶対無理です、基礎ができてないから」
って、はっきり言ってくれたらよかったのに。
「ボエイルマン終わったから、弾いてくれていいよ」
って、そうおっしゃったのも、せんせい。
「弾いて良い」っておっしゃられたならば。
じゃあ、私が少しでもちゃんと弾けるように「基礎がないから、これではこの曲が弾けないから、この教則本のこんなところを一緒に練習してみ」とか、言って欲しかったです。
それが言えないなら、はっきりと
「やっぱり弾けそうにないから、あきらめ。」
って、もっと早くに言って欲しかったです。
なんで、弾けてもないのに「ええんちゃう?」ばかり言って。
他人事ですよ、ってな一言ばっかりで。
「どうでもええんちゃう?」
ってことなんでしょ、って私が思うときもあったほどで。
正直、むっとして。
それって完全に他人事ですやん、って私が言っても。
「まぁな」
って一言で終わり。
ええんちゃう、って言われ続けて。
何も指摘がないなら、練習すればできる、って、私、自分では自分を信じぬくしかない、って思い続けていて。
必死になって弾いてたのに。
それでも、本当は、やっぱり、私には、結局実は何にもできてなくて。
案の定、結果が散々で。
とてつもなく、落ち込むことになって。
いまだに、こうして延々とここに愚痴愚痴書いても、まだ気持ちが収まらないくらい。
悲しいし。
正直ものすごく腹が立つし。
やりきれないし。
自分で自分をとてつもなく嫌だと思うし。
何をどうしたらいいかわからないし。
本当に、言いようのない気持ちでいっぱいです。
自分で自分がコントロールできないくらい。
気持ちが全く、収まりません。
こんなことなら。
発表会の前に「弾けてないから無理です」ってはっきり言われて。
発表会に出なかったほうが。
ブラームスをあっさり、あきらめた方が。
よっぽど、すっきりしたと思います。

そういうことを、なんで、教えてくれないんだろう…
初めから。
できっこないこと、わかってて。
「できるから、やったら?」
って言うのかが、私もう、わからないし。
なんで、私ブラームスできてないから、って散々言ったのに。
「ええんちゃう?」
って言われて、それってすごい嘘やん、っていうことを言われ続けたのかも、わからない。

できっこないこと、結局できないこと、を。
それでも、絶対できるんだ、って信じて。
ものすごく努力してきた、この半年間。
それでも、結局、何にも出来なかった。
出来るって、信じて、頑張ってきた分。
できなかったことに対するショックがものすごく大きいんです。
それなら「出来てないですよね?私、ブラームスをブラームスっぽくなんて弾けてないですよね?」って聞いたときに。
「出来てないです」
ってはっきりおっしゃってくださったほうが、よっぽど、落ち込まなかったし。
恥をかくことだってなかったのに。
恥をかくってわかっていて。
できないってわかっていて。
「できるんちゃう?」って適当に言われ続けて。
私は。
自分がいかに出来ないかってことを、これ以上ない方法で痛感させられるために、この半年間を無駄な努力に費やしてきたのか、と思うくらいです。

本当に、この半年間は、一体なんだったんだろう?
できもしない、って初めからわかっていたブラームスに。
半年もの間、必死で向き合ってきたのは、一体何の意味があるんだろう?

弾けない自分を痛感するため?
人前で恥をかいて、己を知るため?

少なくとも、私は。
ブラームスに向き合うことで、自分のためになる何かが得られると信じて、弾いてきたつもりです。

でも、実際はそうではなかった。

基礎力不足を痛感させられ。
それをなんとかしようと必死で向き合ったけれど。
できなくて。
人前で恥をかいて。

言いようのない気分になって。

チェロをやめることを真剣に考え始めた。

得たことは、何もなく。
反対に。
私はチェロが人一倍ものすごく大好きだけど。
でも人一倍弾けない自分をこれまでになく痛感させられて。

前に進むどころか。
全部失うことを、思い始めている。

チェロをやめることを決意するために、私は半年間もブラームスに向き合わなきゃいけなかったんだろうか…。

あの半年間は一体何?
何のための絶対出来ない曲に向き合った時間だったんだろう?


「どんなに努力したって、基礎力もないのに、曲は弾けません」


そんなこと、なんで今更言うかなぁ、せんせい…。

基礎力がなくて。
曲が弾けないなら。
「基礎力をつけてから、曲を弾きましょう」
って言うのが、筋やんか…。

あんなに弾けなくて。
あんなに不細工なことを。
人前でさらして。
悔しくて情けない思いをするだけのために。
私、半年間。
馬鹿みたいに「自分は出来る!!」って自分で信じ込んで。
でも、教えてくれるせんせいは「絶対出来ない」って初めから思ってたわけで。
そんな状態で、ちゃんと教えてくれる訳もなく。

私、本当に、馬鹿みたい。


それに一体何の意味があるんだろう?

ブラームスを弾いたところで、基礎力は、つくわけもない。
もっとも、ブラームスで基礎力がついたなら、私はブラームスを弾ききっていたはず。
弾けなかったってことは。
私は、演奏において大事なことは、何一つこの曲から学んでいないってことなんです。

じゃあ、私は。
ブラームスを通して、何か得たものはあるんかな?
弾けない自分を痛感させられただけ。

でも。
チェロが弾けていない自分なんて、あえて人前で恥をさらしてまで、痛感させられなくても。
日々、弾けない、弾けないって。
練習するたびに、痛感してるし。
今更、そんな天罰みたいなひどいことされなくても。
弾けないことは、自分が一番よく知っているつもりです。

「どうやったらできるんやろう?」
って、自分なりに、必死で考えてるんですよ、これでも。
そんなこと、わかってもらえないかもしれないけれど…

私だって。
弾きたいんです。
歌を歌うみたいに。
きれいなチェロの音色で。
大好きな音楽を、奏でたいんです。

だから。
私が、努力をすれば。
私にもチェロを弾くことができるのなら。
そのために、しなきゃいけないことから。
逃げるつもりはありません。

だけど。
わからないんです。
どうしたら、チェロが弾けるのか。
どう練習したらいいのか。
それが、わからずして。
ただ、同じことを何回も何十回も何日も何ヶ月も、ぐるぐるぐるぐる同じことをしていて。
進歩なんか出来るわけない。

永遠に。
私、このまま、何にも弾けない。
このままじゃ、私、チェロ弾けるようになんて絶対にならない。

私だって、チェロが弾けるように、なりたいんです。
ただ、それだけなんです。
だから、練習だってしてるのに。
練習しても、毎度毎度「弾けないです」「駄目です」って断言されるなら。

練習する意味がわからないし。
弾けないことを、弾ける日が来る事なんてないのに、永遠に同じこと同じ曲ばかり弾き続けるなんて、嫌なんです、それでは意味がないです。
チェロを弾きつづけるなら。
ちゃんと、自分の目指してるところに、少しでも近づけるようになりたい。

今の私は。
教則本を弾いたら「駄目」と延々と言われ続けて。
たった1行の指の練習さえ、永遠に全く終わらせてもらえない。
それから。
何かの曲を弾きたいと思っても。
「基礎力もないのに、どんな曲を弾いたところで弾けるわけありません」
「だから、好きな曲を適当に、うやむやに弾いて終わらせたらいいんです」
って断言されてしまうようなところにいます。
結局。
教則本も弾けない。(何が出来てないのかがわからないからいくら練習しても結局弾けない)
曲だって弾けない(教則本をまともに弾けないから、曲想をつけて曲を弾くなんて到底無理)

そんなところに。
永遠に居続けるのなら。
これ以上弾く意味はないです。

弾くなら。
「チェロが弾ける」ようになりたいです。

大きなひょうたんを、棒っきれでこすってるだけなんて、まっぴらです。
でも、今の私は。
多分、そんなレベルです。
単に、チェロってものをこすって騒音を発生させているだけ。
弾いてなんかいないんです。
弾けてなんかいないんです。
そんな私なんて、自分で自分が許せないし、もう嫌です。

半年間必死で弾いても。
半年間全く弾かなくても。
練習していても練習しなくても。
結局おんなじように。
「弾けてない」
って結果にしかならないなら。
弾く意味は絶対にない。

半年間必死で弾いたから。
ちゃんとできるようになりました。
そうなりたいんです。

そのためには。
基礎力をつける教則本を弾いたら良いのなら。

どうでもいい曲を適当に弾く時間を。
教則本を増やして、教則本を弾けば良い。
曲なんて弾かなかったら良い。
どうせ、やってもろくに弾けない曲を弾く時間が無駄です。
そんな無駄な時間を費やしてるほど、私も暇じゃないです。

それなら。
ちゃんと基礎力をつけられるような練習を私だってしたいんです。

私がブラームスと必死で向き合った半年間を、全否定されてしまうみたいな、意味のない時間の過ごし方は、二度とごめんです。

教則本やり直して。
基礎力がちゃんとついてきたから、じゃあ、曲もきれいに弾けるようになる、っていうなら、それは意味があると思うけど…。

でも、教則本は。
むやみやたらに「だめ」
をひたすら言われ続けて、「だめ」がなんなのかがわからず。
闇雲に弾いて間違えを正せなくて
「練習不足」っていわれて。
闇雲にまた必死で時間使って弾くけど。
それでも「だめ」って言われ続けるから。
できない、ってなるんだよなぁ…。

ってなると。
「だめ」な私でしかないんだから。

やっぱり、弾いてても、意味ないんかな…って思うんです。

「それって逃げやん」
ってせんせいは言うけど。
だめな自分って、どこが駄目なの?って聞いても。
「そうやって『駄目っていわれるから弾かない』って言うところ」
って言われるし…

駄目って言われても
何が駄目か、わからずして弾いても。
永遠に駄目から抜け出せないやん。
駄目から抜け出す方法は「練習しかない」ってなるし。
だから、必死で弾いても。
「基礎力のない人には練習したって弾けません」
に、なるし。
基礎力をつける教則本は、何を弾いてもどう弾いても「駄目」って言われるし。
駄目って言われる分練習するけど。
どれだけ練習しても「音程が悪いから駄目」「左手が押さえられないから駄目」って。
だから、どうやったらそれが直るの?
「練習です」
…堂々巡りです。

練習してるのに。
駄目な自分。
練習してもしても、駄目な自分。
永遠に結局、私はチェロ弾きになんかなれないんです。
何が駄目なのかわからないまま「駄目」って言われ続ける落ちこぼれでしかないんです。

それなのに。
どうして弾きつづけるんだろう…

出来ないから、できるようになりたい。
そう思って、必死で練習してるのに。
それでも出来ないなら、私はどうしたらいいんでしょう?

病気する前くらいから。
とにかく、自分の使える時間という時間は、なるべく練習していて。
これ以上練習しろって言われても、もうこれ以上時間かけるのは無理って位、弾いてるのに…。

それでも出来ない私って。
つまり、チェロ弾けるようになんて絶対になれない、ってことだよなぁ…。
やっぱり、もう、限界なんかな、って。
正直、思います…。

ってことは。
やっぱり、やめるしかないんかな…。

でも、やめたら。
私、一体どうなるんだろう?
それだけ毎日必死で弾いているのに。
そこから、いきなり、練習しなくなって。
チェロを練習する時間が全くなくなったら。
私、その時間、一体どうやって過ごすんだろう…。
チェロを練習しない生活は、結局現実のものとして想像することは困難である、というのも、結局、私にとっての本心なんだけど…。

でも、私、基礎がないし、基礎をつけることも出来ないから。
結局何を弾いても弾けないんだよなぁ…
それなのに、何をやっても、結局弾けないのに、どうして続けるんだろう?
とも、思うし…。

どうしたら、いいんだろう。

出来ないのに、わからないのに。
どうやったら、続けられるんだろう………。
どうやったら、「駄目」と言われなくなるんだろう?
あれだけ練習しても。
いつまでも「駄目」ばかり言われるのは。
なんでなんだろうなぁ…。

ってことは、やっぱりチェロ弾きとして「駄目」ってことなんかな…


もう、本当に、本当に。
悔しくて、情けないです。

2011.05.15 Sunday

みんなのちから。

こんばんは、kirikoです。
久々、岸和田から帰りの、ブログアップです。

正直。
うじうじ悩み虫をまだやっているワタシメですので。
(チェロやめるだの、弾けないだの…)

今日、行く直前まで。
ずる休みしようか、と。
本気で半分、思ってて。

仮病、使うかなぁ…。
と、思ったし。
行く道中、大阪駅で降りた時。
いつもはそのまま、地下鉄の駅に直行するのに。
大阪駅ビルをうろうろして。
このまま、ここでぶらぶらして、買い物して帰ろうか…。
と。
本当にお買物しかけて。
真剣にサボりかけたけど。

そこで、はっ!と思い出したこと。
へこみ度、最大だった、発表会の帰り道。
聞きに来てくれた目付きの悪いペンギン氏と一緒に帰宅してまして。
道中。
ひたすらワタシメ、落ち込んでまして。
2時間以上、ぶつぶつぶつぶつ、言い続けてました。
もうチェロ弾かれへん、レッスン受けたくないし、だからアンサンブルももう行かへん。
って。
そのあたりのことをぶつぶつ、言ってて。
で。
アンサンブルも、勝手に休んだらええねん、誰も何にも言わへん、だって、どうせ私がいなくても、アンサンブルは成り立つねん。
ってなことまで、ワタシメ、言ったと思うんです。
その時に、ペンギン氏、ばっさり。ひとこと。

「連絡もせずに、ずる休みするなんて、大人気ない!!(`へ´)」

って。
梅田の真新しいビルの中で。
ふと、その言葉が頭の中に走って。

大急ぎで、地下鉄に飛び乗りました。
大阪で、ぶらぶらしてた分。
南海電車に乗る時には、いつもより2本遅い電車になってしまったけど。
ちゃんと電車に乗って、岸和田まで行って。
ぎりぎりセーフで、レッスンに間に合いました。

って、アンサンブル、ちゃんと行きました、が。
レッスン始まってからも。
正直。
やっぱり、チェロ弾く自信がなくて。
頭の中で、ぐるぐるぐるぐる、自分を責める言葉が、まわってて…
どうせ私、チェロ、弾けないのに。
「なんで弾こうとするの?」
の、気持ちが、どうしても、拭えなくて。

うわの空のまま、レッスン終了。
元気のないまま、レッスン室を出ました。

(レッスン中、色々考えてたことや、発表会が終わってから今まで思ってた本音についてはあまりにも長くなったので「続きを読む」に隠しました。)

で、レッスン室を出たら。
いつもの分かれ道で、みんなで立ち話をするんですが。

今日は、いきなり。
ヴァイオリンなおさんが。

「発表会の音源、CDに落としてきたんだけど、これ、絶対聞いて!!」

と、いつにないテンションで、おっしゃられて。

……ワタシメとしては。
心底抹殺してしまいたいあの演奏、だったので。
CDなんて粉砕処分!!!!って思っていたので。
なんで、そんなこと言うんですか、なおさん、状態で。
なにいうてはるんですか、と、言うワタシメに、なおさん、即答。

「私らのアンサンブル、めっちゃきれいかった!!」

あ、アンサンブル、か。
ソロ弾いた後に、アンサンブル、弾いたけど…

…記憶に、ないかも。

ソロがあまりに悲惨な演奏だったから。
アンサンブル、はぁ、まったく記憶ないかも。

って、言うワタシメに。

「何言ってるのっ!きりちゃんのソロも、めっちゃ音、きれいかったで!」

と、これまたあっけらかんと、あっさり一言。

さすがのワタシメも。
思わず、一瞬絶句しました。

「…………あのう、なおさん、これ以上ないほど、悲惨な演奏したんです、私、あのブラームス…。」

と、絶句の後、私、言いました。
あんな悲惨な演奏しか出来ないなら、チェロやめる。
って、思ったことも、みんなに話しました。
今日、アンサンブルをさぼろうと思ったことも。
必死で練習したことも。

みんなに、長々と、話しました。

そしたら。
なおさん曰く。
「確かに、天才少年のようにきりちゃんた弾いてたか、って言ったら、そうではないよ、完璧とかどうとか、ってそういうことじゃないねん、音のことやねん」
って。
「音、ですか?」
と、ワタシメが、尋ねると。
「そう、音やねん。きりちゃんのチェロの音、ホントきれいやねん、そのCDだまされたと思って一回聞いてみ、音がすごくきれいやから」
と、なおさん。
「でも、それって、楽器がちぇろこさんから、とらこさんに変わっただけやから、楽器がいい楽器になったから音がよくなったってだけで…。しかもあの音響効果のいいホールだったからですやん」
とワタシメ。
すると、今度はチェロkimunonさん
「でも、いくらいい楽器を弾いていても、その楽器と弾く人の相性が悪かったら、いい音色はしないですよ」
加えてうちのコンサートミストレス、ヴァイオリンとしちゃん。
「そうですよ、いい楽器に変えたところで、その楽器を弾きこなす技量がその人になかったら、いい音なんてしないですもん。」
うーん。そうだろうかねぇ…。
きっとせんせいは。
「楽器のおかげです」
って言うと思うけど…
と、ワタシメが言うと。
「でも、長い曲だったけど、当日、みんなきりこさんの雨の歌、耳を傾けてとちゃんと聞いてましたよ。会場の後まで届かない音なら、みんなちゃんと聞けないじゃないですか。」
と、ヴァイオリンyukさん。

と。
みんなに、そのほか、あれこれ、根拠付きで、言ってもらいました。

気が付いたら。

「じゃ、来週も頑張って岸和田にきます!」

って、言ってる、自分がいました。

私の、チェロの音。
きれいに聞こえた、と、するならば。
それは。
本当は、とらこさんのおかげ、なんだと思います。
由緒あるホールの音響効果、なんだと思います。

でも。

「きりちゃんの、音色が、きれいだった」

の、なおさんのひとことと。
なおさんの言葉を、私が素直に受け入れられるように、いってくれた、kimunonさんや、としちゃん、yukiさんのひとことの、おかげで。

なんか、心が、じわーっと。
元に戻った気がしました。

そして、そのみんなの言葉は。
絶対におべんちゃらなんかじゃないし、嘘はおっしゃってない、ってのも、6年も一緒にアンサンブルしてたら、私もわかります。

きっと、だから。
私が、ブラームスを通じて、伝えたかった想いは。
ちゃんと、届いていたんだ、って思えたし。
確かに、私、発表会で。
ありえない間違え、いっぱいしたし。
楽譜、3箇所ほど完全にぶっ飛んだし。
どうしようもない演奏だったんだと思います、けれど。

ブラームスを。
雨の歌を。
一つ一つの音に、想いをこめて、歌うように奏でたい。
そう思って弾いてきたのは、間違いないことで。
その想いは、ちゃんと、音色になったんだ、って。
素直にそう思ったらいいんだ、って……。

何度も、くじけそうになったし。
逃げ出しそうになったりもしたけど。

私、こうして、5年間。
みんなに、たすけてもらって、チェロ弾いてるんだって。

今日も、とても、痛感しました。

私が、チェロ弾きでいられるのは。
間違えなく、岸和田のみんなのおかげなんだと、思います。

みんなの、ちから。
私にとっては、かけがえのない、元気の素!です。

みんな、ほんとうに、ありがとう…。



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2011.05.07 Saturday

ふと思い出したこと

何でかよくわからないですが。
最近、自分が手術した時のことや、入院してた時のこと。
時々、ふと思い出します。

去年、ワタシメが入院して手術した時には。
病気の話、あえてブログ上ではっきり言ってなかったから。
入院中にどうだったとか、手術がどうって話は、ここでは全くしていなかったんですが。

さっきふと思い出したのは。
手術の時の麻酔医さんのお話。
もうお顔も忘れちゃったけど。
なんかとっても関西人!って感じのお医者さんで。
そのお医者さんに、麻酔をかけられた時のこと、思い出してました。

ワタシメの手術、もちろん全身麻酔だったんですが。
そもそも。
入院する前に、人から聞いたり、噂で聞いた話では。
手術室に入ったら、麻酔かけられる時。
「今から10数えてください」
ってお医者さんに言われるけど。
10数えられない内に、勝手に意識なくなって、麻酔かかるよ。
ってことだったんだけど。

ワタシメの場合。
手術室に入るや否や。
心電図用の機械やらを取り付けるそばから、いきなり、めっちゃ小さい酸素マスクみたいなのを口と鼻に当たられて。
普段からマスク大嫌い人間なワタシメ。
うぎゅぅぅぅ。
苦しいぃぃぃ。
こんなんで長時間耐えるのん無理。
このマスク外してって頼みたい(T_T)
って思ったとたん。

「はい!今、めっちゃきれいな空気、送ったで!思い切り吸うてや!」

と、こってこての関西弁でお医者さんに言われ。
きれい空気??
酸素にきれいや汚いがあるんかな??
と、思いつつ、深呼吸したら。

次の瞬間は。

ワタシメの記憶。

「…きりこさん、手術終わりましたよ」
って声かけられた、って所までとんでるんです。
「きれいな空気」を思いっきり吸ってから。
10時間、完全に記憶喪失。
全く記憶がありません。

はい。
きれいな空気は、つまり麻酔薬だったんですねぇ。

今思うと、だまされた(T_T)状態です。

でも、怖いって思う暇なく。
どうしようって焦る瞬間もなく。
緊張することさえ無理!ってくらいの超早業で。
一瞬にして、麻酔がかかったから。
医者嫌いの、怖いもの大嫌いなワタシメが。
(そもそも医者は痛いから大嫌い、だから普段から、そんじゃそこらの体調の異変では絶対医者に行かなかったし(←だから結局オオゴトになってたんですけど)だから、手術なんて本当は絶対嫌ってごねてもおかしくないくらい嫌だったと思うんですが…)
パニック起こすことなく。
冷静沈着に手術を受けることができたんだなぁ、と思います。

そう思ったら、あの麻酔医さん、すごいなぁ、なんですが。

しかし、もしまたワタシメが全身麻酔をしなきゃいけなくなった時。
「きれいな空気やから」作戦?!に、ワタシメ、引っ掛かることはないと思うので。
ちゃんと麻酔かかるんやろうか…。
うむむ、心配です。

ってか、それ以前に。
全身麻酔をかけられるようなことは、もう二度とないように、元気でいなきゃいけないなぁ、ですねぇ。

2011.05.05 Thursday

現実逃避の三日間。

気が付きゃ、木曜日ももうおしまいです。
カレンダー通りのお仕事人なkirikoですゆえ。
明日は、本業です。
多分、明日も、本業は、大忙しです。

しかも、来週は検査ウィーク…。
月曜日もお昼から江坂のお医者さんまで行かなきゃだし。
水曜日は3ヶ月に1回のCTやら眼科やら皮膚科やらの日。
仕事、休んでられないから。
半分出勤、半分お休み、って感じだろうなぁ…。
でも、休む分だけ。
絶対来週も残業残業また残業に間違えない…。
検査行くのやめたい心境だけど。
それはそれで後々かなり恐ろしいことになりそうだしなぁ…。


と言うわけで。
本日までの3日間は、貴重なお休みだったんですが。

ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅったら。

してました。

ほんまに。
ぐうたら。
を、絵に描いたような生活。

してましたねぇ…。
相変わらず、眠れない日々が続いてたから。
ええいっ!!!
って、根性入れて昼間に眠ってみたり。
なんか、だらだらお菓子ばりばり食べてご飯食べなかったり。

不健康を励行したいなら、この生活おススメします!!的な生活、でした。

あかーん!!
と、思って。
昨日の夕方にぼちぼち起きて。
部屋の押入れの中を夜中まで片付けしてましたが。
かなり、いらないもの、捨てましたねぇ。
玄関に放ってたブーツもしまいましたねぇ。
…でも所詮、片付けたのは押入れだから。
見た目、全く変わらないこの部屋…そんなんでええんやろか、状態です。

それでもって。
今日は、お片づけついでに。
あっちこっちに荷物送らな、と思ってそれも放っておいてたのを、えいこらしょと、梱包しまくって。
お手紙も書き書きして。
ようやく晩に終了。
で、ご近所のくろにゃん配送センターに閉店間際に持ち込んで。
今に至ります。

ちなみに。
3日の日はと言いますと。
大阪駅に行ってましたよ。
今関西で一番大賑わいの、そうです「みつこしいせたん」です。
はい、4日開業だったんですけど。
なぜか、kirikoん家に、届いたんですよ。
「特別内覧会招待状」
fromみつこしいせたん。
ってな訳で。

目つきの悪いペンギンさんと、完全におのぼりさんで、一足早く行ってきましたよ、ものすごい人でしたけど…。
(でも内覧会の日の方が、まだましだったみたいですね、人出。4日とか、完全に入場制限かかってたみたいでしたし…。3日は招待券を持っていたら待ち時間なしで入場できましたから…。)
で、あれやこれやと調子にのって買い込んできて。
…って、ワタシメのことなので、お洋服〜とか、お化粧品〜とかは一切なくて。もちろん、靴〜とかバック〜とかも一切なくて。
買ってきたもの。

封筒。
便箋。
付箋。
ペン。
包装紙。
ノート。
接着剤。
はんこ。
カード。
しおり。

あ、あと。
商売道具の指サック。

…です。
まぁ、その量たるや…でして。
(もっと実用的なものは買えなかったんだろうか、と、いつも買い物袋の中の大量なこまごましたもの達をみて思うワタシメ…。)
押入れに収納しようにも、収納場所なし。
で。
よいこらしょっと、と、お片づけする羽目になったわけです。

あ、みつこしいせたん、の感想ですか?
ワタシメの用事のありそうな、デパチカちゃんは、大混雑で近寄れず…。
お菓子屋さん、美味しそうなところたくさんあったけどなぁ、長蛇の列!!でした。
パン屋さんもどこにあるか発見すら不可能、って感じだったなぁ…。
あとは、文房具屋さんもちょこっとあったかなぁ。
ここで、はんこ買いましたが。
そんなもんかな。
(…ファッションの伊勢丹へ行って感想がそこかよ、のワタシメを許してください。ってか、お洋服にはほぼ興味がなく…その前に、服が入る体にならねばですから、ワタシメの場合。)

ワタシメ的には、同じ建屋の東側?かな?のルクアがおススメです。
ってか、完全にワタシメの趣味的にですけど。
9階にかなり居座ってましたね。
本屋さんに、ちっさいけど、ろふと〜が、あります、9階。
雑貨屋さんもあります。
すたば、も9階にあります。
ワタシメの大好きなものが全部、そのフロアに固まってましたね…。
(他の階、ほぼ見てないかも…。)

って、だから、みつこしいせたん、じゃない、えぇっと。
おおさかげーとしてぃ?
でしたかね。
のーすげーとビルディング、でしたかね?
の話は良いって、ですかね。

ちなみにちなみに。
ワタシメ的には。
世の中は、今、のーすげーとビルディングで盛り上がってますが。
何気に、さうすげーとビルディングの中に、トーキューハンズが入ってるのが、今更ながらですけど、かなりな「きゃー!!」な、つぼ、でして、って所だったんですけど…。
(ハンズお決まりの「画材の、かわち」さんが入ってないのはちょと残念だったけど←ゆえに、画材の品揃えはちょっと少なかったなぁ…です。結局、画材は、心斎橋か三宮に行かなきゃあかんのかい…と思う、なんちゃってお絵描き人でもあるkirikoです…。)

……。
つまり。

そんな3日間だったので。

チェロ、一秒も弾いてません。

なんだったんだ、あの4月は状態です。
ご飯食べる暇も。
眠る時間も。
仕事へ行くことさえも。
全部全部削って。
1秒でも長く、チェロを弾こうとしていた、あの4月。
(一番長い時は、朝6時に起きて、夜中2時まで起きて、ご飯とお風呂と以外はとにかくチェロ弾いてました…)

一体、4月のワタシメは、なんだったんだろう?

って位。
チェロから離れた休日を過ごしました。
心の中に、言いようもない罪悪感が広がるのは。
何でなんやろうなぁ…

気持ちの半分側で。
チェロを見るのもいやで。
楽器ケースを開けようとすると、拒否反応起こしそうな気分で。
「あ、そうだ、どうせ私、練習しても弾けないんだから。もう、この子弾くことあきらめなきゃ。」
って、思ったり。
なんであそこまで頑張ったのに、出来なかったんだろう、って自分をものすごく責めたりで。

家に居たくない。
部屋に入りたくない。

そう思って。

チェロから逃げてたのも、本音。

でも。
心の反対側で。
できなかったんだから。
今度は、ちゃんとできるように。
もう一回、ちゃんと向き合わなきゃ。
って。

そう思って。
じゃ、まず、部屋をちゃんと片付けて。
練習できる環境にしなきゃ、って。
部屋を片付けだしたのも、本音。

…でも、お片づけの間。
もうチェロ聴きたくない…って思って。
久々に、クラシック以外のものをずーっと聞いてましたねぇ…。
(今もそうですけど…ちなみに、今はひらいさん(平井堅さん…)に癒されて、さっきまでは久々にどりかむさん聞いてましたね…)

譜面台には。
次は、これ弾きますよ、って決めた楽譜。
…ブラームスの「雨の歌」の2楽章とか。
半年、放っておいたロンベルクのソナタとか。
が、ちゃんとスタンバってます、し。

バッハの6番とか。
大嫌いなウエルナーも、親指の教則本も。
いつも、レッスンの時に行方不明で捜索しないといけないけど。
ちゃんと手の届くところに、並べました。

今日、さっきもちらりと書きましたが。
ずっと前にあれこれ買って、そのままにしておいてあった、荷物。
それを、届けたい人にむけて、発送しましたが。
あちこち、の、みなさま、ほぼ、チェロ関係者さま、だったんですが。
荷物に同封するお手紙に。
「私、もう、チェロやめますんで」
って。
やっぱり私、やめる宣言を書く!!
って半分そう思って、実際に、そう書きそうに、なったけれど。

結局。
「続ける根性」と「やめる度胸」を比較すると。
「やめる度胸」の方が、まだないみたいで。
「続ける根性」の方が、少し元気があるみたいで。

「やめます。」
の4文字を書くことは、それこそ、どうしても出来なくて。
それこそ。
断言しようと思っても、手がそれ以上進まなくて。

「頑張ります。」
の5文字を書くほうが、なんか、すんなり、あっさり、しっくり、書けた。
そう書くほうが。
実は、気楽。
だった、ので。
お世話になったみなさまに。

「続けますんで、引き続きよろしく」

って。
お手紙書いて、荷物発送しました。

ってなわけで。

明日から、また。
ぼちぼち、弾かなきゃ、あかんなぁ…な、心境です。
(って、明日も確実に着実に残業だと思うので、練習可能時間に帰宅することは不可能だと思いますが…。)

答えは、自分の中にしか、ありません。

誰も、決めてはくれないし。
誰にも、答えは出せない。

みんな、愚痴は聞いてくれます。
でも、当然ですが、聞いてくれるだけです。
せんせいに「やめます」って、はっきり言えたとしても。
多分、せんせいは。
「ふーん」
って、ひとことおっしゃるだけなのも、わかっています。

だから、多分、誰も私に。
「やめろ」とも「続けろ」とも言わない。

当たり前のことだけれど。
やめるのも、続けるのも。
私が、私に答えをだすしか、ないんです。
それが、ここにある、唯一の正解なんです。

私が、やめる、って決めたら。
せんせいが、家にこられなくなって。
私が、岸和田にいかなくなって。
そして、私は、たくさんの大切な友人とかけがえのない仲間を失う。

私が、やめる、って言わなかったら。
せんせいは、相変わらず、月2回、お忙しい時間を割いてでも、絶対に来てくださるし。
私は、いつもどおり、月2回、岸和田でストレス発散させて。
大切な友人と、大事な演奏仲間の中に、私がいて。
チェロ弾きとして、私の、居場所がそのまま、そこにある。

ただ、それだけのことです。

ならば。
私の答えは、ただひとつ。

「続ける」

なんだと思います。


本当に、それで、いいんかなぁ……………。
いまだに、やっぱり、正直、自問自答してますが。

多分、答えは、弾き続ける中で見つかる気がするから。
悩んでいる暇があれば。
また、チェロと向き合いたいと思います。

3日間、ううん、日曜日からだから、もっとかな。
チェロと、離れて。
さんざん、ぐうたらして。
心の中に、言いようのない罪悪感が広がって。
やっと、ちゃんと出した答えが、これです。

誰も、何も、もちろん、言ってくれません。
正しいのか、間違えているのかなんて。
誰も、言ってくれないけれど。

でも、私。
続けることが、正しいこと、って。
それが、自分勝手で、最大のわがままだとしても。
誰かに、迷惑をかけることだったとしても。

続けたい、私、ってやっぱり、思うから。

もし、本当に。
それが、誰かに迷惑をかけているとしたら。
誰かが、私に。
「チェロ、やめたら?」
って言うはずだし。

続けろ、って言う人も居ないけれど。
「やめろ」と言う人も、居ないから。

誰も、何も言わないなら。

それなら。
続けることが間違いという理由は、どこにもない。


だから。
もう少し。

私がチェロ弾きでいる、わがままを、許してください。

2011.05.02 Monday

眠れない…。

今日はお仕事なので。
しかも月初めなので。
さらに、月末お仕事代休で休ませてもらったので。
今日、出勤したら、とてつもないことになっているのはわかるから。
絶対に、行かなきゃいけなくて。
だから、ちゃんと眠って。
元気に出勤しなきゃ、って思っているのに。
眠らなきゃ、眠らなきゃって思えば思う程、眠れないです。

困った…。
昨日も、発表会終わった日だったから、物凄く疲れていたから、眠れるはずなのに。
実は、あまり眠れなくて。晩に遅くに布団に入ったのに、休みの日にもかかわらず、普通に朝起きてたし。
眠ってないのに。
今も全く眠れないです。

はぁ。

頭の中。
まだずるずる引きずってて。
やっぱり、相当落ち込んでいるみたいです。
切り替えが肝心!って。
終わったことは忘れる!ってわかっているけど。
今回の、私の不出来さって、やっぱり本当に悲惨だったから。
立ち直るのって、難しいみたいで。
どうしたら良いか。
わからなくて。
ずるずる、考えてます。
ずっと、考えてます。
頭フル回転で。
眠れません。
眠ってくれません。

やっぱり、私、チェロやめるべきなんじゃないかなぁ、って。

そればっかり考えていたら。
どうしても眠れないです…

あんなに弾けないのに。
なんで弾き続けるんだろう?
練習したって結局できないのに。
なにがダメなのかって聞いても。
結局、練習が足りないってことしか言われない。
だから。
時間がある限り限界ぎりぎりまで弾いて練習したのに。
でも。
結局弾けなくて…。

練習しても、弾けないんなら。
やっぱり。
続けることが間違っているんだろうか、って。

でも。
私がチェロをやめるって、どうやってやめたら良いんだろう?
って。

そんなこと。
考えてます。

やめるなら。
せんせいに。
「もうやめます」
って、一言メールしたら、すむ。
実際には。
たったそれだけの話かな、って。

朝が来て、出勤する時にでも。
せんせいに、メールしたら、もう終わり。
ただそれだけのこと。


もう私には、無理だから。
チェロやめます。
お世話になりました。

って。
それだけメールしたら、簡単にやめられる。

せんせいにとっても。
せんせいが、めっちゃお忙しいの、知ってて、無理に、私、習っている訳なので。
いつまでたっても、何もできない私を延々と教えるのって、多分時間の無駄なんだろうなぁ、って思うし。
私のレッスン時間を、他のもっとちゃんと教えなきゃいけない生徒さんのレッスンに時間あてられるから。
やっぱり。
私がやめるって方が、良いんじゃないかなぁ。
って。
なんか。
そう思えてしまって…。

私も。
本業ではなくて、たかが趣味のことなのに。
あれこれ悩んで、眠れない状態が続くのも。
その内、本業に支障が出てくるし。
続けても、まともな演奏なんてできないのに、なんで弾くの?って思うし。
そもそも。
これだけ悩んでいるのって。
やっぱり、良くないよなぁ、って。
悩むのに時間使うの程無駄ってないし。

ならば、もう、いっそのこと。
全部、やめてしまったら良いって。
なんか、そう思えて来て…。
それがいいんかなぁ…

って。


続けたいなら、続けなきゃ。
チェロがなくなったら。
私の心も、多分なくなってしまう、って。
って心の底では思っているし。
この10年間、どれだけチェロのおかげで、気持ちが救われたか、わからない。
たくさんの出会いがそこにはあって。
私にとって、チェロは、かけがえのない宝物をくれるものであることは、本当に間違いなくそうだし。
私の人生の中で、こんなに感謝すべきものって他にないと思うんです。
それは。
チェロだったから、だし、今のみんなに出会えたから、だから。
他の楽器ではダメだし、他の先生や他の仲間では絶対にありえなかったことだと思うから。
だから。
私にとっては。
チェロでなきゃダメだし。
せんせいでなきゃ無理だし。
みんながいてくれなきゃ困る。
チェロは。
メールひとつで終わりにできてしまうような、そんなどうでも良いことではなくて。
私にとっては、ある意味、本業以上に大切なことだし。
メールひとつで。
はい、おしまい。
って、そんな簡単な終わらせ方ができるような、そんなうすっぺらいものではなくて。
そんな、どうでも良いことでは絶対にない、って思うけど。

でも。
そう思っているのは私だけで。
続けても意味ない、って、多分、答えは、そこなんじゃないかなぁって。
土曜日の私の演奏を聞いたひとは。
きっと「この人なんでチェロ弾いてるの?こんなにへたくそなんだから、やめたら良いのに。」
って、思っただろうなぁ、って思うし。

私が続けたいから、って意志だけで、続けるってのは。
やっぱり間違いのような気がして…。

そんなこと。
延々とずっと悩んでいる自分に。
なんか、本当にとても疲れました。
そして、こうして眠れなくて…。

なんで悩むの?って思うけど。
悩むくらいならゆっくり眠ったら良いのにってわかっているのに。
眠れなくて。
どうしたら良いんだろう?
どうしたら良いんだろう?
答えはどこにあるんだろう?
ばっかり考えてます。

誰か助けて、って。
叫べるものなら、叫びたいです。

とにかく。
朝がくるまで後2時間。
せめて眠らなきゃ……。

2011.05.02 Monday

ふっきれない、日曜日…

自分をもてあます、って。
多分こういうことなんだなぁ…
って、思います。

昨日まで。
ほぼ、強迫観念のように。
「チェロ弾かなきゃ、チェロ弾かなきゃ、チェロ弾かなきゃ…」
って。
1分でも1秒でも長く、とにかく、とにかく。
チェロ弾かなきゃ。
って。
思い続けてたから。

いざ、発表会が終わると。
なんか、燃え尽き症候群みたいに。

腑抜けになっちゃった、自分。

って感じです。

そこへ来て。
なんか、やっぱり私、ちゃんとチェロ弾けん人やなぁ。
を、かなり痛感する羽目になってしまったので。

(…どうやったらあれだけ間違うねん、って言うくらいめちゃくちゃ悲惨な演奏してしまいましたので…)

はぁ………。

かなり、落ち込んで帰ってきました。
「雨の歌ってきれいな曲ですよね」
とか。
「あんな長い曲、よく暗譜しましたよね」
とか。
いろいろ、いろんな方に声をかけていただきましたが…

それも、全て傷口にしみるし…な心境で…。

ホント。
あれで止まらず弾ききったのは奇跡やなぁ…って位。
いつ止まってもおかしくなかったし。
楽譜、3箇所くらい飛んでしまって。
あ゛いっ?
私、何しました??
状態が何箇所もありましたね…。
緊張のあまり。
ハイポジション、音程外しまくったし。
兆速音符の連続場所は多分何箇所も省略してたし。
いつも外さない主題でさえ。
完全に音出さなかったりで…。
最後は立て直してくるんだけど。
最後手前も。
単なる音階の連続なのに。
音階すら、弾けなくて。

私、何やってるんだろう…

でしたねぇ…。
ここ1週間で、おそらく40時間くらいチェロ弾きましたが。
(左手の指先の感覚がいまだにおかしい…)
発表会の本番が。
一番最悪な演奏してたと思います。


うーん。
本当に情けないです。

半年間。
私なりに、一生懸命練習してきたつもりだったけれど。
本当に、練習が足りなさ過ぎだったんだと思います。

大嫌いなウエルナーに。
大嫌いな親指の教則本。
大嫌いなバッハ。

それらをぜーんぶ。
大嫌いだもーん。
できないもーん。

って。
大雑把に、やったか、やらんか、わかんない弾き方で逃げて。
で。
あの大曲に挑もうってのが。

「甘いです」

だったんだろなぁ…。


ほんとに。
私どこまで鈍臭いねん!!って思って。
めちゃくちゃ、情けなくて。

もうやめようかなぁ…

って、今日も朝から真剣に悩んだけど。

なんで、できっこないのに。
まだ弾こうとするんだろう??
って。
それも、すごく思って、朝からずーっとぼんやり考えてました。

多分。
今回の発表会は。
うまく弾かなきゃ!とか。
こんなんじゃ駄目!
ばっかり思いすぎて。

「雨の歌」。
この曲の美しさや。
この曲にこめられた想いのこと。

すっかり忘れて、弾いてしまったから。

全く、うまく弾けなかったんだろうな、って
思います。

弾いてて、楽しかったかっていうと。
正直。
最後は苦痛でした。

受験前の受験生の心境で。
眠いのに。
眠ったらだめ、眠ってる暇があったら、少しでも多く弾かなきゃ!
って。
そんな感じ。
いくら弾いても。
これじゃだめだ、って。
自分を責め続けて。
何がだめって、全部駄目やん、って。

そんなことばかりを。
ただひたすらに思い続けて。

全く。
楽しくは、なかったです。

でも。
本当は、それでは、駄目なんやろうな、って思います。

どれだけ、自分がその曲を好きか。
それを、聞いてくださる方に、どれだけ伝えることができるのか。

そこが、肝心なんやろうなぁ、って思います。

「要はお客さんに楽しんでもらえるかどうか、よ」

って、発表会前になると、せんせいが、ぽつり。とおっしゃるんですが。
(唯一私にしてくださる指導がその言葉かも知れないです…。)

本当に、そうなんやろうなぁ…って思います。
お客さんに楽しんでもらおうとするなら。
まず、自分が楽しんで弾かなきゃ、あかんと、思います。

でも、今回は。
なんていっても、意地を通しきらなきゃ!!っていう、ものすごいプレッシャーがあって。
でも、自分が全く何にも弾けなくて。
めっちゃあせって。
闇雲に、意地になって弾きまくるんだけれど。
結局。
疲労であちこち悲鳴を上げるわ。
睡眠不足やらお腹痛やらに陥るわで。
でも、ここで、そんな自分に負けたらあかん!!って。
根性出して、とにかく、弾けないところを100回も200回も同じ所をぐるぐるぐるぐる弾きまくるんだけれど。
まったく、ちゃんと弾けなくて。
なんでこんな簡単なことが出来ないの?って。
また自分を責めて。
そういう自分になんか、もう、ため息しか出なくて。
頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、って。
さっきも言ったけれど。
強迫観念みたいに、こんなんじゃあかん、こんなんじゃあかん、ばっかり、思い続けていて。

そんな状態で。
「楽しい」
とは、多分、程遠かったように、思います。


今回の発表会は。
私にとって、これが最後の発表会、って思うところもあって。

あまり、普段は、考えないようにはしているけれど。
言っても、私、一応元がん患者でして。
しかも、私の病状は。
リンパ節への転移がかなり認められるステージ3の後期の状態で。
(ステージ4になると、他臓器への転移が認められるステージ4、末期がんとかもこの部類のはずなので、そのひとつ手前がステージ3です。)
ステージ3の大腸がん患者が、3年後に生存している確率は約5割で。
5年後に生存してる確率にいたっては。
実は3割しかなくて。
それが、目の前にある、現実なんです。

私のせんせいの教室では。
発表会は2年に一度しかないので。

いまから、2年後と言えば。
私が病気をしてから3年後、になるので。

私、生きてるんやろうか…

って。
病気するまでは。
何年後、何年後っていう、ちょっと先の未来のこと。
当たり前に何の疑いもなしに、普通に考えていたけれど。

今の私にとっては。
「…そこに私、ちゃんといてるんやろか?」
って。
そんな疑問が、ちょっと頭をよぎることがあります。

だから。
今年で、発表会はもうおしまい、って思って。
そういうつもりで、出なきゃあかん。
って、思っていました。

だから、一番遠い目標にしなきゃ、って思っていたブラームスを。
どうしても、弾きたい、って。
そう、思ったんです。

でも。
弾けなかったなぁ…。

自分に結局負けたんだろうなぁ、私。
どうせ、私。
ウエルナー嫌いな子だし。
左手鈍臭いし。
右手の手首かちかちだし。
だから基礎なんて出来てないし。
そんなんで、こんな曲弾けないもん。
どうせ、できっこないんだから。
とりあえず、最後までなんか音出して弾いたらそれでいいんでしょ。
って。
4月前半、かなり、いじけてたしなぁ…。
そのまんま、昨日の演奏になってしまったなぁ…って感じです。

どこへ、消えたんだろうなぁ。
このどこまでも美しく時に切ない音色を。
歌うように奏でたい。
そう思った自分。

多分。
「やけくそ」とか「なげやり」を表現するなら。
昨日みたいな演奏になるんやろなぁ…って思います。


2年後。
あるんかないんか、そんなことは、神様か仏さまか、そういう人にしかわからないけれど。
明日のことは誰にもわからないのはみんなおんなじことなんだけれど。

とにかく。

もうやめる、も、いいけど。

やめる、は。
いつでもできるし。
あきらめる、だって。
いつでもできるし。

それこそ。
病気したら、やめなきゃ、いけないし。
あきらめなきゃ、いけない。

でも。
私、結局。
今こうして元気にこの世界にいてるわけで。
チェロは、多分それなりに好きで。
鈍臭いし。
練習大嫌いだし。
苦手だらけで。
のろまな亀さん。
そんな自分が大嫌いだけど。
どう頑張っても。
のろまな亀さんは、おりこうなウサギさんにはなれないから。
亀さんな自分を自分で受け入れて。
前に進むしかないんかな、って思います。

普通の人が10進んでる間に。
私、1も進めなくて。
そういう自分が嫌で、ものすごくムキになって。
せんせいに、もう嫌や!!って。
愚痴言ってわがまま言って。
そのうち何が出来ないのかもわからなくて。
出来ないまま投げて、ってしてきたけど。

人より出来ない子なのが私なんで。
あかん、って言われてる間は。
どんなに時間がかかっても。
それに向き合わなきゃいけないし。
それで。
大曲にたどり着けなくても。
こども達や、他の大人にどんどん追い抜かれていっても。
仕方ないことなんやろうなぁ…って。
そう思って、続けるより仕方ないんかな?って。
思います。
追い抜かれるのが嫌で。
あせって、あせって、いらいらして。
とにかく無理やり進まなきゃ、ってすごく思っているけど。
それってちっとも楽しくないし。

私は絶対。
どうあがいても、亀さんのスピードでしか進めないんだから。
だって、どうしても鈍臭いもんなぁ…。
ひとつずつ、丁寧に。
弾いていくしか、ないんかなぁ…。

それでも、楽しくないなら。
それでも、全く前に進めないなら。

その時に、やめることは、考えたらいいかな、って思います。

って。
ぼんやり、昨日から。
落ち込みながら、あれこれ考えて。
目付きの悪いペンギン氏にも、ぶちまけたりしたけど。
返事に窮するよなぁ…状態で、本当に申し訳なかったです。

チェロをぼちぼち弾きつづける。
たとえ、全く進歩がなくても。
たとえ、何にも弾けなくても。
自分が、楽しいと思える間は。
のんびり、弾きつづける。


本当に、それでいいのかは。
まだ、自分の中で、うにゃうにゃって、考えてます。

朝からぼんやり考えて。
楽器ケース開くのも、なんか、怖い、って思ったりもしたけど。
どうせ、ひどい音しか出せないのに。
どうして、まだ弾こうとするんだろう…って。
でも。
今日弾かなかったら、私、多分、もう二度とチェロ弾かないかもしれない、と思って。

晩になって。
おとなしく。
楽器ケースから、とらこさん、取り出して。

ブラームスの「雨の歌」の2楽章の譜読みと。
ウエルナーの次の宿題の譜読みと。
半年間放ったらかしにしていたロンベルクのソナタの譜読み。

ちょこっとずつ、してみました。

あいもかわらず、私は、当然、のろまな亀さんで。
ロンベルクにいたっては。
昨日、おちびちゃんが、さらさら〜っと、何の苦労もなしに。
完璧に、弾いてたのに。
同じ曲のはずなのに。
私、これが全く弾けないって、最悪やなぁ…って。
あきれ返ってしまったけれど…

そんな状態なんで。
やっぱり。

もういい加減、やめたら、って。
思われてるんかな…。
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