2006.03.31 Friday
「またレター」
自分に関する「秘密」で、誰にも話したことの無いものってひとつも無いなぁ…。いや、まてよ、唯一、誰にも話したことが無い、私の秘密って、多分これかなぁ…と。
思い出したことを、本日のお話にしましょう。
毎年、3月31日になると、ワタシメが、していたこと。
それが、「またレター」。
簡単に言うと「未来の自分への手紙」、です。
なぜ、3月31日に書くことにしたのか、きっかけは覚えてませんが。
結局、中学生から大学卒業するまで、10年間、書き続けてました。
毎年3月31日がくると、ふとした瞬間に、突然思い出すのです。
あ、書かなきゃ、って。
なんで「またレター」って呼ぶのかって?
それは書き出しが……
……あ〜あ、なんか書いていて、自分で、恥ずかしくなってきたぞ。
えーいっっ、勢いで書いちゃいますが、
一年目は「みらいのわたしへ」
二年目は「また、未来の私へ」
三年目は「また、また、未来の私へ」
…と続けること10年。
年を重ねるごとに、書き出しに「また」が「また」続き…。
…そんな訳で、自分の中で「またレター」と、勝手に呼んでいました。
これも、どうしてそんな決まりにしたのか覚えていないけれど。
毎年、書く量は、レポート用紙1枚だけ。
いつも同じレポート用紙を使っていました。
書き終えたその手紙は、オルゴールのついた箱(ワタシメなりの宝物箱ってところでしょうか)に、小さく折りたたんで保管していましたが、量が増えて、結局ファイルに閉じて保管していました。
何年か前に、まとめて全部を読み返したことがあるんですが。
自分の字の形も歳を重なるに連れて変わるし、内容もだんだん長くて、やたらと具体的だったりで。
(その時の友人のことや、当時はまっていたTV番組の話やら…)
日記はいつも3日坊主で、続けて書いたことがないワタシメ。
過去を探るものって他に何も無いので、自分自身には貴重な手紙だなぁと思った記憶があります。
就職してからというもの、3月31日にそんな手紙を書いていたことを、思い出す余裕が無く。
結局「また」をタイトルに9回書いた手紙以降、「またレター」書いてませんが。
あのファイル……さて、どこへ行ってしまったのやら…
今の私は。
あの頃の自分みたいに、精一杯で等身大の自分を、レポート用紙1枚分も、書き綴ること、できるのでしょうか…。
自問自答の3月31日です。
| kiriko | kiriko雑記帳 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) |