2009.07.18 Saturday
ちくたくちくたく
久々のkirikoです。
yukirinではないですよん。(タイトル微妙に真似してみましたm(__)m。)
さて。
…思わず、大きな写真にしてアップしてしまいました。
(デジカメにて撮影。)
大きなサイズの画像はなるべくアップしないように…と思っているのですが、これは、大きな画像でなきゃ意味がない!と思いました。
大きくしたので、一目瞭然になりました。
ちなみに、携帯で撮った物では、画像がぼけてしまって、何が何だか、さっぱりわからなかったんです…。
はい。
わかりますよね??
弦楽器の腕時計です。
もちろん。
あごあて、ついてない!!ので。
チェロって言えるもん♪って代物、なんですが。
それも、もちろんなんだけど。
この時計、それだけにはあらず、なんです。
短針が、チェロ。
長針が、なんと、弓なんです。
この弓がまたすごくて、木の棒の部分のみならず、そこにちゃんと毛の部分も作ってあって、ちゃんと木と毛の間には隙間もあって、当然持ち手の部分まであるんです。
さらに。
秒針が、金の細い針、なんですが、その先に♪がついてます、まさにこの♪形の音符、八分音符がついてるんです。
うぉぉぉぉぉ!!
と、見た瞬間、感動やら感激やら…。
ほんと、すごい時計です。
こんな素敵な時計って見たことない!!です。
で、この時計には、もう一個の「感」がありまして。
実は、この時計、「目つきの悪いペンギン」の物なんです。
彼女が、自分の部屋を大掃除してたら、出てきたもので。
小学校高学年から、中学生の頃にかけて使ってたという時計。
もちろん、動かなくなった状態で、見つかったんだけど。
駄目はもともとで、時計屋さんに電池交換の依頼をしたら。
…動いた!!
とのことでした。
外装は、使い込んでて、もろくなってるところもあるけれど。
中は、きれいな状態で保たれてたから、電池を交換したら、動きました。
と時計屋さん談とのことで。
「こんな時計を自分が使ってたことは、すっかり忘れてたけど、見つけた瞬間、この時計って実は何気にすごいやん!!って思って、絶対直さなって思ってん。」
…と、ペンギンさん。
そんな、ペンギンさんにとって愛着もあるだろう、の、使い込まれた大事な時計を。
「はい。」
と、いとも簡単にワタシメに渡してくれた、ペンギンさんなのでした…。
そんな大事な時計、ワタシメ受け取れないです。
って、ワタシメ、言うたんですけど。
ペンギンさん。
「いやいや、文字盤にテリアの絵の描いてある腕時計も残してるからええねん。」
と、一言。
そうそう、ペンギンさんが中学生の頃にいつもしてたのは、テリアの絵の文字盤の時計だったよな、と思った旧知の友のパンダ。
この時計の記憶はない…とも思った、パンダですが。
(はい、一応小学校1年生の頃からのお付き合いですので当然のことながら、中学生の時の彼女も存じ上げておるわけです…。)
にしても、ですねぇ。
あかんやろ、そんな大事な時計、ワタシメ持ってたら壊すで。
ってか、ご両親に買ってもらったものだろうし。
片づけしたら出てきて、それまで存在すら忘れてた、とはいえ。
それって、つまり、今まで大事にしまってた物ってことでしょう?
そんな大切なものなのに、そんな時計はやはりいただけません…。
って言うワタシメに。
「ええねん、使こたって。」
と、ひとことの、ペンギンさん。
というわけで。
親友の、少女時代の時を刻んだ、弦楽器の時計は。
チェロ弾きの大人になったワタシメの手元に受け継がれたのでした。
親友の、昔を刻んだ、弦楽器の時計。
これからは、ワタシメのチェロ弾きの時間を。
ちくたくちくたく、刻みつづけてくれます。
親友の昔の思い出と、ワタシメの未来の音色。
いろんな時間と、想いを壊さないように、なくさないように。
これから、大切に使わせてもらいます。
KYO-氏さん、ありがとう。
感動と感激と、そして「感謝」の、そんな腕時計なのでした…。
| kiriko | kiriko雑記帳 | 23:59 | comments(1) | - |