2011.06.29 Wednesday

背中合わせ、向かい合わせ

絵を、描くとしたら。

「背中合わせの絵」

それが、くっきり、頭の中に、イメージされていました。

視線は、まっすぐだけれど。
見つめているのは、全く逆方向。

絵を、描くとしたら。
そんな絵、だなぁ…って。

そう、思っていました。
って、絵を描く時間も、理由も、意味もないので。

実際に絵を描いてはないんですが…。

でも、描くなら、そんな絵が、さらり、と、描けるな、って。

ココのところしばらく、思っていました。

背中合わせ、って。
良い言葉じゃない気がする、って思ったけれど。

まるで、けんかしているみたいだし。
反発し合っているみたい。

でも。

横並び、よりは、まし、じゃない?

って。


だって。

横に並んでいたら。
見つめる先は、同じでも。
決して視線がぶつかることは、ない。

でも、でも。

背中合わせなら。

いつか、長い時間のあと。
地球のウラ側で、視線がちゃんと、あうときが、くる。

ならば。

背中合わせで、いい。
全く、正反対の方向を、むいて。
背中をむき合わせて、立っていたほうがいい。

いつか、地球のウラ側で。
ちゃんと、目と目が、合うなら…



だけど。

この前、ふと、思いました。

ちがう、そうじゃない、って。

背中合わせは、隣り合わせより、まだ、性質が、悪い。
やっぱり、背中合わせは、背中合わせ。

見ている方向も、間逆だし。
本当に、地球のウラ側で、目と目が合うかなんて、わからない。
第一、遠回りしすぎだし。

こんなに近くにいるのに。
どうして、向き合わないんだろう?って。

なんか、はた、と。

小さな、衝撃みたいな思い付きが、頭の天辺から、降りてきました。


ちがう。


背中合わせじゃ、やっぱり駄目なんだ。
隣り合わせも、永遠に平行線。

やっぱり。


「向かい合わせ」


なんだ…って。

そう、気づきました。


「背中合わせ」の、イメージは。

私のいた、現実。
現実、そう、現実だったのかな、って…。
見つめている方向が、間逆で。
そして、それでよし、と、していたのだと、思います。
長い長い長い時間をかけて。
地球のウラ側で、奇跡的に出会うことができたら。
それで、よしとしよう、って。
それが、今ある現実で。
それで、いいんだって。
そう思っていたのかな…って。

でも。
それは、ある意味「逃げ」で。

真正面から、向き合ってない。
んです、結局。

どうせ、私、のろまだから。
だから、これで、いいんだ。
きっと、それで、いいんだ。
「背中合わせ」で。
だって。
そのうち、地球をはんぶん分だけ、時間が経てば。
ウラ側で、ちゃんと、また、合うことができるんだから。
私がには。
地球のはんぶん分だけの、距離が必要なんだから。

それで、いい。

多分、無意識の意識で、そう思っていたから。
だから。

「背中合わせの絵」

を、かなり、はっきり。
鮮やかに、くっきり、思い描けていたのでしょう。


でも。
でも。

やっぱり、違うんです。

そこに、ちゃんと存在しているのに。
なぜ、わざわざ、背中あわせで、いなくては、いけないの?
手の届く場所に、いてるのに。
どうして、わざわざ地球の、ウラ側で、出会わなくては、いけないのかな?

そんなこと、しなくても、いいやんか…。

って。

地球のウラ側で、また会いましょう。
あえるかどうか、わからないけれど。
まっすぐ、進んでいたら、きっとあえるはず。

それで、いいよね。

なんて。

それって、すごい遠回りで、かなりな時間稼ぎの。

「逃げ。」

やん…って。

なんか。
どんなタイミングやったか、忘れましたが。
はたと、そう、気が付きました。

「背中合わせ」ではなくて。

「向かい合わせ」

や。
って。

ともすれば、背中合わせでいいと、思っていたのは。
勝手なイメージを鮮明に描いていたのは。
私の一方的な話で。

いや、ある地点までは、確かに背中合わせだったのかも知れないけれど。
あるとき、から。

私は、振り返って、大きなボールだけ、投げつけて。
すぐまた、振り向いて、背中を見せていたのかもしれない。

ボールは、ちゃんと、届いて。
向き合おうと、180度、回転してくれているのに。

私は、それでも、背中を向けていたのかもしれない。


だから……


って、そう思いました。

近くで、背中合わせしてる必要なんて、どこにもない。
けんかなんて、していないもん。

だから。
ちゃんと、向き合わなきゃ。

私も、ボールだけ、投げて、反対方向をまたみて。
結局逃げてるだけ、じゃなくて。

向き合わなきゃ、多分。
ココから前には、二度と進めない。

そんな気が、します。

うまく言えないけれど。
だから、私、この前、お目玉食らったんだろうな、って。
向き合おうとしているのに。
それでも、また、背中を見せて、逃げようとするから。
ちゃんと、向き合うべきでしょ?
背中合わせは、もうおしまいにしよう、って、思っているのに。
どうして、背中を向けて、また逃げるの?
って、そういうことだったのかな、って。
そう思ったんですよ、ね…。
(人にしてみたら、お目玉って程のお目玉じゃないんだろうけど、あれは多分相当なお目玉だったんだろうなぁ、って、思います。しばらく、呆気に取られて、ぽかーん、としてしまってて…。思考能力が戻ってくるまでに、相当時間かかったし、なんか、気力もなくなって、もういいや、って、そう思ったから…って、そう思ったことは、今日の今日まで、黙っていましたが)


なんのこっちゃらよくわからない話で、ゴメンナサイ。
でも、今日はなんか、そう思ったことをそう書きたい、と、思ったのでした。


絵を、もし、描くなら。
まだ、ちゃんとイメージが、はっきりしていないけれど。

向かい合わせの、絵。

描く機会なんて、ないと思うけれど。
(絵を描いてどうするねん、だしなぁ…)

描くなら。
そんな絵が、描きたいと、思います。


追記。
なんか、ここ1週間くらいだと思うんですが。
背中合わせと向かい合わせの話を、ぼんやり、ふとした時に思っていて。

今日、背中合わせは、駄目、って。
やっぱり、駄目。

向かい合わせ、で、ありたい。
ちゃんと、向き合わなきゃ、って。

そう思ったときに。

ふと頭の中に、浮かんだフレーズ。

「もういちど 向かい合わせで」

なんだっけ?
これ、何のフレーズだっけ。

と、思考すること約5秒ほどで。
きれいに思い出しました。

福耳の「星のかけらを探しに行こう」
の、歌のフレーズです。

この歌が発売された頃。
車でこの曲ばかり、聞いてました。
ちょうど夏の曲ですね、そういえば…。

「願い忘れたことがあったから もういちど 向かい合わせで 恋しよう」

久々に、聴いてみましたが。
やっぱり、名曲ですね…。
詞がきれいだなぁ、と思いながら。
つまり、そういうことなんだよなぁ、と。

聴き入ってしまいました。
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