2007.09.22 Saturday
学習する。
deco師匠から。「ラジオの準備するよ!」と、連絡がありまして。
師匠宅にお邪魔してました。
でも。
結局、師匠にピアノ弾いていただいて。
(師匠に絶対弾いて欲しいっ!って曲があったので…。何でも初見であっさり弾きこなす師匠にはいつも脱帽、です。今日も素敵な師匠らしいピアノでした…。)
で、その後。
師匠に「このビデオ観てみ。」
と言われて、急遽、ビデオ鑑賞が始まりまして。
って、このビデオがすごかった…。
師匠が見せてくださったのはですね。
佐渡裕さんと、全国各地からオーデションで選ばれた子供達で編成される、名づけて「スーパーキッズオーケストラ」を追い掛けたドキュメント番組でした。
このスーパーキッズオーケストラは、弦楽器のみの編成でして。
(管楽器と打楽器はない、という訳です。)
「この前の祝日の朝放送してたでしょ?」と師匠おっしゃられたんですが。
知らなかった(T_T)な、ワタシメ。
(祝日の午前中にワタシメが起きている訳がないですね。)
それで急遽鑑賞させていただいたんですが。
子供ってすごい…ってもちろん思ったんだけど。
演奏してた曲の中の一つが。
レスピーギの「リュートのための古い舞曲とアリア第3組曲」
…って。
これは、まぎれもなく、今ワタシメが岸和田のアンサンブルでみんなで弾いてる曲なんですけどっっ!
…と、ワタシメ一人で大騒ぎになりました。
(子供たちの演奏部分は全部放送されなかったから、ちゃんとは聴けなかったのですが「澄んだ青い空に青い海と白い壁のイタリアの街」の音楽に、なってました(T_T)。)
で、そんな一日を過ごした後の晩ご飯の話題も。
もちろん、師匠と音楽のお話。
あんな子供達みたいに、チェロ弾けません(T_T)
師匠のピアノにあわせられるほど、チェロ弾けません(T_T)
それどころか。
せんせいがなかなか、バッハ終わりにしてくださいません(T_T)。
今度の宿題は暗譜して弾くことなんですけど、覚えられないし。
バッハさんとワタシメ、これ以上は仲良くなれないです(T_T)。
と、ワタシメがチェロの話をすると、師匠曰く。
「じゃあ、桐ちゃんは、せんせいがさぁ『もうここらへんで終わりにしよう』って、今の状態で○にしてくれたとしたら、それで納得できるの?」
う゛っ。
中途半端な状態なのは自分が一番わかってて、こんなのバッハじゃない!ってすごく本音では思ってるなぁ。
なのに「ま、いっか」って、もしせんせいが○をくださったら…。
「今もし○もらえても、納得は多分できないです。」
と、答えると。
「今の演奏では、桐ちゃん自身がまず自分で自分に納得できていない事、せんせいもちゃんとわかってて。だからまだ○にならないのよね。」
と、師匠。
続きで。
「もし、中途半端でも○にしてもらったら『私の完成度ってこんな低いレベルなんだ…』って、さらには『私って、せんせいにこの程度しかチェロ弾けない子って思われてるんだ…』って思うでしょ?それって嫌でしょ。」
とおっしゃられまして。
「せんせいが○くれないのは、桐ちゃんならもっとできるはず、って、せんせいが認めてくださってる証拠だし、だから桐ちゃんもそれに応えようとして、頑張れるんだと思うよ。…ただ暗譜は確かにしんどいだろうけど、でもチェロ弾いてるのに、バッハもまともに弾けなかったら、恥をかくのは桐ちゃん自身だしね。だから暗譜なんやで。」
と話をしめくくられましたが。
…きっとせんせいに師匠のお話そのまま伝えたら、また。
「その通り、なんよー。」
と、おっしゃいそうな話だわ、と思いつつ、聞いてました(^^ゞ。
…で、結局、ラジオの準備は一切しないまま。
で、チェロの練習も一秒もしないまま。
音楽を学習した一日は、反省と練習第一!の決意??とともに終わって行くのでした…。
| kiriko | kiriko雑記帳 | 23:37 | comments(0) | - |