2017.07.31 Monday

素敵の幻影

「そんなところが、…素敵です。」

わたしは。
からかわれて、いるのかも、しれない。
イマドキの若者にとっては。
日常会話で、普通に言えることかもしれない。

「素敵」

わたしは、誰かに。
「素敵」
なんて言葉を、伝えたことなんて。
多分、なくて…。

あなたの、音色が素敵。
あなたの、色彩が素敵。
そんな風になら、誰かに。
「素敵」
と、言ったことは、あったかもしれないけれど。

誰かの人柄の、ひとかけらを。
「素敵です」
と、言ったこと、なんて。
わたしには、無い、と、思うのです…。

言葉は。
あるとき、チカラを無くしたのか。
時間を超えて、変化したのか。

わたしが。
考えすぎなのかな…。


「そんなところが、…素敵です。」


わたしも、また。
誰かに、そんな風に。
言われたこと、なかったから。

どう受け止めたらいいのか。
わからなくて。

とまどいの中に、いてます。


そんな自分が。
ばかみたい、と。
滑稽でも、あり…。


大の苦手な、暑い季節を横切る最中。
暑さで、なんだか。
陽炎の向こう側から。
変な熱に惑わされてるみたい…。

言葉遊びに、振り回されないで。
しっかり、しなきゃ、わたし。


そんな、真夏の夜の。
帰り道です…

 

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