2011.07.28 Thursday

ガラスのシンデレラ城


うさぎさんが、いたくお気に入りになった、ガラスのシンデレラ城です。
きれかった、感動。

2011.07.28 Thursday

yuki*kiri 夏の旅


うさパンダ、本日の居所です。
一日、夢と魔法の王国です♪

2011.07.13 Wednesday

「せんせいのかばん」

を、見て、思い出した、お話。

『センセイの鞄』

です。

はい、本日、せんせいが、いつものかばんを持って、我が家にいらっしゃいました。
つまりのところの個人レッスン日です。

で、レッスンの話ではなくて。
かばんのおはなし。
しかもせんせいの話ではなくて。

『センセイの鞄』
のお話です。

ワタシメのチェロの先生「せんせい」も。
いつも、同じ鞄を持っていらっしゃってて。
この大きさ、この形でなきゃ、せんせい、嫌なんだろうなぁ、ってふと思うことがあります。
そうそう『センセイの鞄』という小説に登場する「センセイ」も。

いつも同じ鞄を持ち歩いている、って設定だったよなぁ…

って。

10年に一度の「本の虫期間」に、突入中のワタシメ。

久々に、なんとなく、この作品を読み直してみたくなって。
(10年ほど前に、この作品を、当時の職場の方が貸してくださって、読んだのでした。)

本屋さんで文庫本を買って、ついこの間、読み直したのでした。
それで。
『センセイの鞄』のはなし、ブログに書こう、って思ってたんですが。
なかなか機会もなくて。

今日、せんせいのいつものかばんを見て。

そうそう。
『センセイの鞄』を、ワタシメが、読み直した話、書かなきゃ。

ってことで。

……と、長い前置きはさておき。
(って、そもそもせんせいがレッスンに来てくださった日であるのに、レッスンの話を一切しない、超不届き者生徒のワタシメでゴザイマス。…だって、この2週間、1度もレッスンの曲弾いてないし、自宅でチェロ触ったのも30分くらいだったですし…今日はもうホントにレッスンにならない状態でしたから、ワタシメ。すみません…。)

『センセイの鞄』

という、文学作品。

ベストセラーになったので。
そうそう、谷崎潤一郎賞も受賞した作品ですし。
しかもドラマ化もされたので。
(小泉今日子さんと柄本明さんが主演されてましたね)
ご存知の方も多いですよね、です。
川上弘美さんが書かれた小説です。

ゆっくりと淡い四季の移ろいの中で。
「センセイ」と、主人公「ツキコさん」の日常を、淡々と描く小説です。
小説の9割5分、そんな日常をのお話、描いてます。
突発的な大きな事件も起きないし。
登場人物が特殊な人でもない。
普通の人の、普通の日常を描いた作品です。
それなのに、しかも、かなり前に読んだ作品なのに。
ワタシメの中に、しっかり、記憶に残っている作品でして…。

文学作品、純文学作品と言われる小説です。
それこそ、大学のゼミなんかで、取り上げられてもいいくらいの作品だし、卒論の研究作品として取り上げても、怒られないような。
そんな、文学作品。

(日本文学科卒のワタシメですが、そのへん、ようわかってないんですが、学問として文学作品を究する場合、イマドキの携帯小説などは、小説とは呼ばず、きっと「ワカモノ文化」として扱われ、文化の研究としては認められると思いますが、文学作品としては、扱われていない気がします。大学の日本文学を専攻する場合においては、作品の解析とか、作品自体を学問に出来るのはあくまでそういう「純文学」と呼ばれる作品、だけのような気がします、ってそんなこと書いたら、怒られるような気がしますが…というわけで、ワタシメのあくまでなんちゃってな私見ということで、ご理解ください。)

『センセイの鞄』という作品は。
おそらく、専門的観点からしても。
れっきとした、文学作品
なのに。

お難くて何書いてあるかわからん。

ってことは、一切なくて。

すんなり、読み進められるし。
読後、何故か、ものすごく印象に残る、という、そんな作品です。

読み直してみても。
やっぱり、同じ読後感、でしたね…。

そして、最後のページだけは。
ほんの少し涙が出てしまいます…。


表現の仕方が、美しい。

単なる恋愛小説ではなくて。
文学作品であるのは、多分、それがゆえんなんだろうな、って思います。

空気の色、温度、におい。
それらを全て、ともなって、読者にその世界を感じさせることができるのは、きっと、文学だからなんだろうなぁ…、って思います。

ただの作文では、そんなことはできないし。
ただのノンフィクションでも、現実が羅列されるだけだけれど。

読者をその世界にいざない、その世界観をそのまま感じさせることが出来るから、純文学作品、って言われるんだろうなぁ…

と、頭の隅っこで思ったことだけ、書いておきます。

あとは、読んでください、ってところかな…

私が「好きな作品、何?」って聞かれたら。
読書量は全くないに等しいワタシメでありますが。
今ならいの一番に
「川上弘美さんの『センセイの鞄』」
って、答えるだろうなぁ…


…最後のページだけは。
淡々としているけれど、何事もなかったように、終わっているんだけど。

もし、自分が、ツキコさんだったら?
を、考えたら。

切なすぎて、辛いんですが…。


頭の、ほんの隅っこで。
正直。
時間って、後どれだけ、残っているんだろう、と。
考えてしまいました…。

今は、あたりまえではなく。
今は、いつか、過去になるんです。

わかっているけれど、多分、私の頭は、それを実感していないんだな、って。
そう思います…。

2011.07.07 Thursday

バス帰宅。

病気をして以降。
ごんちゃん(←kiriko父)に、送り迎えしてもらって、通勤しているワタシメ。

今日は、愛車が検査に行って車がない(…ごんちゃんが新装開店新台入替にいそしんで出かけた)ためお迎えがこない。
ってなわけで、バスで帰宅してます。

って、ワタシメの職場前と、ワタシメの自宅前、双方を通るバスは2時間に1本しか走ってないので。
おのずと、バスのくる時間まで残業しなきゃ、と、言うか、バスのくる時間でお仕事やめて、帰宅しなきゃ、で。
今帰宅です。

もうすぐ、お仕事が落ち着く季節に、なるはずなんだけどなぁ。
今処理している通知を送ってしまったら、業務量が減るはず、なんですが…。
今年は、どうかなぁ、です。

そういえば、今日は七夕さまさま。
雨がぱらぱらしていて、お星さまきらきら、は、見えませんが。
本日の、願い事。

家に普通の時間に帰って、チェロ弾きたいなぁ…

かな、笑。

2011.07.04 Monday

文学的一週間、はじまり

ジャンボジェット機が、朝を引き裂いて。
まとわりつく、汗ばんだ空気の中。
暑くて、重い。
私の前の現実は。
梅雨の季節の真ん中で。
ぼんやり、うまく起動してない。

はぁ。
小さいため息ひとつ。

ゆっくり起き上がって。
こうして、代わり映えのない、いつもの一週間が始まりました…。


……おはようゴザイマス。
kirikoです。
月曜の朝から。
非常に相当眠いです。

昨日晩、岸和田から帰宅した後。
今日朝5時まで。

また本のムシ、してました。

究極に、ねむたい……。

2011.07.03 Sunday

かじっただけのワザ。

1年に1回くらい、軽いノリで聞かれること。

「どうして、kirikoは○○にならなかったの?」

はい、1年に1回くらい、誰かに質問されます。


多い順。

「どうして絵の道に進まなかったのか」
kirikoの答え。
はい。
才能がないからです。


「どうして音楽の道に進まなかったのか」
kirikoの答え。
はい。
才能がないからです。


「どうして物書きの道にすすまなかったのか」
kirikoの答え。
はい。
才能がないからです。


1年に1回くらい、問いかけられる質問、best3、ですねぇ…。

描くのも好きだし。
弾くのも好きだし。
書くのも好きだし。


好きだけれど。
才能は、皆無だなぁ。

好きこそものの上手なれ、って言うけど。
好きだけじゃ、だめだなぁ…。

才能がないなら。
努力をしなきゃいけないんだけど。
努力ってことが出来ない人ですからね、ワタシメ。


才能はないわ、努力もしないわ、なので。


それでは、その道に進めないのは、当然なので、ゴザイマス。

「なんで、もったいない。」


と、おっしゃってくださる、奇特な方もいらっしゃるんですが。

「そんなに絵が描けるのに、もったいない」
「そんなにチェロ好きなのに、もったいない」
「文章書くの得意そうなのに、もったいない」

って。

なぁんにも、もったいなくなんか、ないですよ。


ワタシメ程度にお絵描きできる人は、世の中に何千万人っていらっしゃるし。

ワタシメ程度に音楽が好きな人は、世の中に何億人っていらっしゃるし。
(そもそも、チェロを弾ける人って限定して探しても、多分、世界中探したら、何百万人、っていらっしゃるわけで、その中の人をうまい人順に並べたら、ワタシメは、才能も技能もない上に練習も努力もしない上にしかも小さくて鈍臭いというおまけまで付いてくるので、なので、うしろから数えて10位以内に入れるくらい、へたくそで、どうしようもないし。)

ワタシメ程度に文章が書ける人は、世の中に何十億人っていらっしゃる。

ので。

無理ですよ。

絵描きも。
演奏家も。
文章屋も。

ワタシメには、できない稼業なんですよね。


と、思います。

どれもこれも。
ちょっと、はじっこ、かじっただけで。
それで、ほんのすこぉし、人よりできるように見えてるだけで。


ちゅーとはんぱ。


なんだよなぁ…。

どれも、これも。

だからと言って。
現在の本業だって。
全国に何百万人といらっしゃる同業者さんの中で。
「ワタシメ、一番ちゃんとできるカリスマです!!」
って言えるようなことは、絶対にありえなくて。

それなりに、日々、ちゃんとこなすようにしてるけど。
お仕事、こなしているだけで。
例えば法律に明るくなる努力をしたり。
他の先進のケースを自主的に視察したり。
ってな、そういう努力は結局してないもんなぁ…。

才能がなくて。

ふつーに、事務屋さんしてますが。
かといって、あくまで、ふつーの事務屋さんでしか、ないんだよなぁ、ワタシメ、結局のところ。
なんですよね…。


なんで、桐さん、こーむいん、してるんですか?


って、そういう質問も、大概おまけで引っ付いてくるんだけれど。

だって、冗談抜きで。
理由としては。
「留さんに会いたかったから」
だしなぁ…。
だって、ウルトラクイズに出るために。
パスポートが必要で。
そのための、戸籍抄本取る為に。
市役所行ったら、願書配ってて。
とりあえず、一応、もらって帰るかな、って。
もらって帰ったから。
今のワタシメがいるんですよねぇ…。
15年前は。
そんな今の自分の姿、1ミリぽっちも想像してなかったからなぁ…。

まぁ、絵描きや、演奏家や、物書屋になることも、全く想像はしてなかったですけど。

それ以上に。
今の職業に就いてる自分は想定外ではあったんですが…。


うーん。


お仕事初めて、13年目かなぁ、の夏ですが。
別に、転職しようだとか、もう一回大学に行って勉強しようとか、そういうことは全く思わないし。
目の前にあるお仕事を毎日真面目にこなすことしか、結局は出来ないんだけれど。


「なんで?」


と、質問されると。
うーん、なんでやろうね。

やっぱり、才能ってのが、ないから、やで。

と、つい、自覚をしてしまう、ワタシメだったのでした。

そうそう。
描こうと思ったら。
やっぱり、いろんなもの、見なきゃ、だめだし。
いろんなこと、知らなきゃ、いけないし。
それから、がむしゃらに、たくさんのこと、描かなきゃだめだし。
弾こうと思ったら。
やっぱり、たくさんの音、聴かなきゃ、だめだし。
やっぱり、四六時中、弾かなきゃ、だめだし。
書こうと思ったら。
やっぱり、とにかくいろんなもの、読まなきゃ、だめだし。
やっぱり、膨大な言葉と知識の引き出しを持っていなきゃ、むり。

そういう努力で補える才能も、ワタシメ、持ち合わせてないんだよなぁ…。


なので。
ワタシメがクリエイティブなお仕事を本業にすることは、絶対に出来ないんですよね…。

ゴメンナサイ、なんです、ホント。
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