2007.11.04 Sunday

落とし物だらけの帰り路。

です。
現在岸和田のアンサンブルのレッスンの帰宅途上です。
レッスンを録音したものを聴きながら帰ってますが。
まず、南海電車の中で、コートのポケットに入れてたMP3を、座席の上に落としてて、隣に座ってた方に、肩をたたかれ。
「落とされましたよ。」
と言われつつ合図されました。
(何せ、曲を聴いてて、話し掛けられたのも気付かなったです。)

次、JRの新今宮駅で。
家に電話しようとして携帯を取り出した時に、お財布に挟んでる、自宅の車の予備鍵を、落としたのですが。
これも鍵に鈴を付けてるのに、落としたことに、全然気付いてなくて。
(何せ、音楽聴いてたので…。)
後ろから。
「落としましたよぉ〜」
…と追い掛けれる始末。

今日出会った方々が、みなさま、親切な方ばかりよかったです(T_T)。
本当に、ありがとうございました。
(この場を借りてお礼です…。)

この先、まだ福知山線に乗ります。

気を付けて帰らなければ…。

さて。
本日の日記の続き@自宅です。(現在23:30です。)
ここからは。
携帯でごらんの方にはそのまま読める続きですが。
パソコンでごらんの方には「続きを読む」アイコンをクリックしないと読めない、隠し?日記と、なっております。(笑)

そうそう。落し物した話しか書いてないのに。
「チェロ練習帳」に、今日のカテゴリがなってるの、おかしいでしょう?
チェロのお話、もちろん、しますよ〜!!
…ということで。
この先は毎度おなじみ。
長文のおけいこ日記です。

本日、11月最初の、岸和田のアンサンブルレッスン、でした。
ワタシメ、なんとなく「その人が現れる」気配を感じつつ。
まだ秋一色の、岸和田駅前商店街を。
急いでりんりんりん、あわててどんどんどん…。
いつもより、心なしかスピード上げて、歩いて、行きました。

いつもどおり、普通に始まったレッスンは。
泣きそうになりながら、カノンを弾いて。

そうそう、まず、カノンのお話しなきゃ、です。
前回のレッスンで。
せんせい、パッフェルベルのカノンを新しくする曲として、宿題にされたんです。
今日初めての音出しでして。みんなで初めて合わせてみたんですが。
「元気で明るいカノン」になるだろうって、ワタシメの予想をかなり逸脱して。
めちゃくちゃきれいで、ワタシメが想像するカノンよりうんと優しくて、やわらかい音楽になってて。
地元のアンサンブルで弾いたのとは、本当に全然違う。
地元で弾いた時も、この曲きれいよね、って確かに思ったし。
みんなのうまさをすごい実感したし。
フルートの高音と、ヴァイオリンとヴィオラのハーモニーが、重なった時に、身震いしながら、悠長に54小節間ひたすら8つの音刻んでたけど。
地元で弾いた時が、大人のちゃんとした音楽って感じだったのに対して。
岸和田のみんなで弾いたら。
まだ、全然みんな弾きこんでないから、たしかに、荒っぽいんだけれど。
音が、すごいキラキラしてるんです。
みんなのキラキラが、ちゃんと出てくるように、なってる。
そんな、みんなのキラキラしてる音に。
弾きながら、すごいすごい「きれい…」って思ってしまい。
弾いててすごい楽しいのに、訳もわからず、涙が勝手ににじみ出てきて。
こらえながら、アバウトにピチカート刻んでました。

カノン弾く前に、ロッシーニもレスピーギもちゃんと弾いてたし。
カノンですごい満足して。

今月はチェロkimunonさんのお誕生月につき。
kimunonさん指揮でハッピーバースデーも弾いて。
せんせいが、kimunonさんの代わりに。
ワタシメの隣でチェロ弾いていらっしゃったんですが。
「ちゃんとテンポ守って!!」と、言わんばかりに、弾いていらっしゃるのが、すごく伝わってきて。
その響きのある音に「ごめんなさいっ!!」を思いながら弾いてましたが。

そんなこんなで、時間も忘れて。
弾いた…よなぁ、今日は本当に。と、思いつつ。
まだ、バッハのG線上のアリアを練習しなきゃいけないし、さらに時間があったら今日こそは「愛の挨拶」も練習するはず…と、思った時に。

話、初めに戻ります。
ワタシメが気配を感じてた、その人、が。
レッスンの終わりを前にして、やっぱり、ワタシメの前に、現れました。
そう、です。
せんせいが、その時。
「あわてんぼうのサンタクロース」さん。
に、なられました。

あわてんぼうのサンタせんせいは。
「恒例のごとく、昨日あわてて作ったんよ。」
と、みんなに楽譜をくれました。

毎年、ワタシメの期待を裏切ることなく。
現れるあわてんぼうのサンタせんせいですが。
今年プレゼント、その内容は。
きよしこの夜と、おめでとうクリスマスと、もみの木のメドレーです。
もちろん、岸和田の6人で弾くために、せんせいが手直しされた譜面です。
転調3回(つまり曲ごとに調がちがう…)。
しかも、もみの木はチェロにとってはとんでもなくひき難い♭3つの譜面。
はっきりいいまして、難解もんのプレゼントですが。
6人の音が重なって響くと。
すごい、きれい、です。
何ていうんだろう。
曲に、弦楽器の音が、ちゃんと合ってるんだろうなぁ。
そこに、みんなの音が、ちゃんとはまるんだろうなぁ。
特にもみの木なんて、すごい響いてて、深い音色がきれいです。
これは、今聴いてて、また涙です。
(弾いてる時は、とにかく余裕なくて、ついていくのに必死でしたが。)

クリスマスが近づく頃。
この音楽も、ちゃんと仕上がってるはず、ですが。
今からそれが、とてもとても、楽しみです。
出来上がったら、岸和田のみんな以外の誰かに、誰かってより、たくさんの方々に聴いてもらいたいくらい、素敵です。
(みんな「それは恥ずかしいです…」っておっしゃいそうですが、笑。)

あらまぁ。
やっぱり長くなってしまいました。
(だからあえて隠し日記にしました。)

練習します。
ちゃんと、音楽したいから。

あわてんぼうのサンタせんせいが。
毎年この時期に届けてくださる音楽の贈り物は。
素敵な音色と、楽しい時間を連れてくる。
たくさんの、やさしさとあたたかさがつまった、大切な大切な宝物です。

 

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