2008.03.19 Wednesday

夢の場所までの、あと一歩。

というわけで。
本日(…ってもう昨日ですかね。)、3月最初で最後のチェロの個人レッスン、でした。
(4月4日のレッスンが3月31日に変更になったので、結局3月にもう1回レッスンあることになったんですが…。)

なんせ。
今月のワタシメ、遊びほうけてまして。
お仕事も休日出勤があったりで。
ちぇろこさんの顔を見ない日が、続きまして…。

しかも。
前回のレッスンで、弾いた曲の全部が、再度宿題!になったので。
今回の宿題はぜーんぶ、譜読みが済んでる曲、だったこともあり。
(って、苦手な短調のバッハは、前回、そもそも、譜読みさえ、まともに出来てなかったんだけれど…。)

さらに。
前回のレッスンから、今日まで、3週間以上も、間があったので。

完全に気が抜けて。
「ほっとんど、練習してませ〜ん♪」
と、完璧にあきらめ状態、だったワタシメ。


そこに、ですね。
16日の日曜日、だったかなぁ。
2年前に解散してしまった地元のアンサンブル教室でお世話になってた、ヴァイオリンさんからメールが来まして。
その方は、ヴァイオリンが超うまいので。
地元の街のオーケストラに所属されてるんですが。
(ちなみに、学生オケではファゴット吹いていらっしゃったので、隣街のオケではファゴット吹いていらっしゃるんですが…。)
「地元のオーケストラで、チェロ募集してて、4月にオーディションあるんだけど、受けに来て!!!」
という。
今回は本気で誘ってるんだよ!!ってメールが来まして…。
(以前から、オケに来て!ってお誘いは頂いてたんですが…今回のお誘いは、かなり具体化されていると言うか、なんと言うか…でした。)

のんべんだらりの、3週間を過ごしてたワタシメ。
練習不足で、チェロ弾けない分。
今日のレッスンは、チェロ弾かないで、ですね。
チェロ弾く時間を、おしゃべりして乗り切ろう!!
…という荒業を駆使?!すべく。
一応、せんせいに、そのお話を、相談、してみました。

相談する前に思い出してたのは。
「せんせいとワタシメの3つの約束。」
(何かの、本?映画?みたいですね。「犬と私の10の約束」でしたっけ?)
1.ウエルナーの2巻目に入ったら、オケに行っても、いいよ
2.ハイドンのチェロコンの1楽章が弾けるようになったら、オーディション受けに行って、いいよ
3.よそのアンサンブルや、オケに行くなら、どんなに嫌なことがあっても、半年以上は続けなきゃ、あかんよ

以上、3つ。
ワタシメちゃぁんと、記憶してました。
そのお約束に照らし合わせた、今のワタシメの状態は。
1.ウエルナーの2巻目に入れるのは、まだ1年ほど先、だろうし。
(だって今の教則本、なかなか進まないし…。)
2.ハイドンのチェロコンは、3ヶ月弾いてるけど、未だにちゃんと弾きこなせないところが山のようにあるし。
3.オケに行って半年続けるって、お仕事もあるし、弾けないって投げ出すかもですし…。

だから、お約束3つとも、守れてないし守れないから。
いつものように。
せんせいのお得意、ひとこと即答。
「まぁ、な。」
で、このお話は、おしまい。に、なるだろうなぁ…。
と思いながら、切り出しました。

「せんせい、あのですね、実はですね、とんでもないお話するんですけど、ですね、そのぉ、地元のオケの、オーディションとやらを受けにこない?とそんな無茶なお話を言われたんですが…。」

と、しどろもどろ、遠まわしにだらだら述べるワタシメに。
せんせい、即答、ひとこと。

「受けに行っといで。」

……………は?????

「え、あ、うーんと、だって、地元オケは、練習日火曜日、ですけど…」
とっさに、意味不明な返答してる、ワタシメに、せんせい。

「うん、毎週火曜日に練習やろ?ええやん。」

これまた、即答。
いや、でも火曜日は往々にしてワタシメ個人レッスンになることが多いですやん、せんせい…。
と、更に、しどろもどろな、あたふたした返事してるワタシメに。
冷静沈着、回答的確な、せんせい。

「だって、火曜日に練習するオケやったら、岸和田のアンサンブルも、宝塚のアンサンブルも、続けられるやん。」

ってか、ですね。
あのぉ、ですね。
そもそも、ですね。
あっさり、いつものごとく。
「まぁ、な。」
(つまり通訳すると「却下。」ってことです。)
と、せんせい、おっしゃられる、と、思ったんですが…。
ワタシメが火曜日にオーケストラの練習に行きだしたら。
個人レッスンは、どうなるんですかっ?
と、尋ねるワタシメに。
「4月からは月曜日にレッスン組んでるし、な」
と、せんせい。
って、まだオケに行くって決まってないのに!?
せんせいって、やっぱり、予知能力でもあるのかしら…。
(やっぱりこういう意味でも、せんせいは魔法使い、としか思えない…。)

それから、あれやこれや、ぐたぐた、例によって愚痴ばっかり、ぐちぐちぐちぐち…と、言ってたワタシメだったんですが…。

せんせい、曰く。
「まぁなぁ、本当は、もうちょっとハイドンちゃんと弾いてから、オーディション受けに行ってほしいから、まだちょっと早いなって、思うところはあるんよな。その状態では、まだ、ハイドン、完成してないもん、な。」
はい、そうです。
せんせいとのお約束、ワタシメ守れてません。
「でも、ハイドンを練習して、ハイドンでオーディション、受けに行きや。オケのオーディション受けるために、ハイドン練習してもらうことにしたんやし」
はい、その通りです。
ハイドンを弾くことになった時に、せんせいが。
「オケのオーディションで、ハイドンのチェロコン弾いたら、大概どこのオケでも『どうぞ、うちのオケに来てください』って言ってくれるから、この曲練習しような」
って、おっしゃられたことも、ちゃんとワタシメ、記憶してます、です。
でも、そもそも、ですね。
だから、ワタシメ、ハイドン、まったく、弾けてません、けど???
「うん、だから、まぁ半年後に、受けに行ってもいいんやけどなぁ、また募集はあるやろし…で、いつなん?4月のオーディションは」
「…知りません、だって、絶対せんせいに相談したら、却下!って言われると思ったから、ちゃんと聞いてないんです…。」

と、そこでお話は終わったんですが…。

オーケストラ。
ワタシメがチェロ始めたときに。
いつか絶対、その場所に行きたいと思ったところ。
今のワタシメには。
岸和田のみんなっていう、絶対になくしたくない仲間がいるから。
それでいい、って思っているけれど…。
オケには。
管楽器も打楽器もあって。
弾いてみたい曲も、たくさんできるかも、で。
白馬の王子様に会えるかも(…ってそこかよ、ですが。)で。
夢の世界。
しかも、地元オケは。
アンサンブル教室に差しさわりのない、火曜日が練習日。
大概土日に練習ってオケが多いのに。
せんせいの、おっしゃられた、とおり。
火曜日なら、無理なくアンサンブルを二つとも続けられるんだよなぁ…。

うーん。

あとは。
ワタシメが、今からどれだけハイドンと真剣に向き合うか、と。
結局のところ、本音を言えば。
根っからの人見知り根性が、やっぱり、働いてるんだよなぁ…。
知らない人と知らない世界に飛び込む度胸が、なくて。
新しい世界が、すごく、怖くて。
チェロ以外の所のことまで引っ張り出してきて、色んな言い訳をつけて。
目の前に広がろうとしてる夢の世界へ続く道に。
飛び込んで、歩き出すことから、逃げようとしてるんですよ、ワタシメ。
だから。
踏ん切りつけて、飛び込む勇気を持つ!
…ってだけの話だったり、するんだよなぁ…。


あなたなら、どうしますか?
夢の世界が、目の前にあって。
あと、ちょっとの努力をしたら、飛び込める状態にあるなら。
ちょっとの努力をして。
向き合う、勇気を持って。
あと一歩を、踏み出しますか?

 

Comment

チャンスの神様(の頭髪)は、前髪しかないんですよ!!

今掴まないと、もう二度と掴めないかもしれない。

…後悔すると思います。


努力すべきです。
今、そういう状況にあるんです。

kirikoさんが「やりたい!!」と思ったことが、現実になろうとしているのに、何を躊躇うことがあるのですか!

先生まで後押ししてくださってるのに〜!!


ほらっ!!
私からも、

「ポンッ!!(背中押し)」


(生意気言ってすみません(恐縮))
丸藻 | 2008/03/19 1:17 AM
チャンスの神様は前髪しかなくて。
今つかまないと、もう二度とつかめない、かもしれない…。

ほんと、胸にぐっ、と来る言葉です。

チェロとワタシメの間柄を思い出してみても。

せんせいに「うちにレッスンに来てください」って、夜11時に突然かけなければならなかった、電話かけた時も。
みんなの反対を押し切って飛び込んだ、地元アンサンブル教室に初めて見学に行った時も。

みんな、みんな。
普通の人には、どぉってことないことなのに。
ワタシメにとっては、とんでもなく、相当な勇気を使わなきゃ、いけないこと、でして。
いろいろ、迷って、なかなか、最初の一歩を踏み出すことが、出来なくて。
誰かに背中をぽんっ!と押してもらって。
ようやく、行動に移すことができた、という…。

でも、その時、ワタシメが、最初の一歩を踏み出してなかったら。
今頃、ワタシメ、どうしてただろう…。

と、思います。

もし、あの時、神様の前髪を、ワタシメがつかんでいなかったら???

………。
考えたら、すごく、怖いです。

今も、もしかしたら、おんなじなのかも知れません。
今、もしもワタシメが、ちょっとの勇気と、あと少しの努力をしないで。
このまま、見過ごしたら。

未来のワタシメは、今のワタシメに。
「なんてことしてくれたの?!」
って、取り返しの付かない自分の過去に、とんでもない後悔をしているかもしれない。

7年前の夏の初めに。
電話が大嫌いで。知らない人がとにかく苦手で。
ちょっとの勇気をだせないまま。
せんせいに、電話することなく。
あの時のワタシメが、逃げてしまって。
今のワタシメに、チェロが、なかったとしたら。
「ちょっと勇気出して、せんせいに電話するだけだったのに!それで人生全く違うものになってたのに!」
って。
あの時の自分を、絶対絶対、許せない!!って思ってたと思うんです。

今の、ワタシメも、同じ状況なのかもしれない。
もしも、ここで。
逃げてしまったら。
「なんであの時逃げたの?!」
って、未来の自分から、こっぴどく、怒られることになるかもしれませんね…。

とはいっても。
地元、と、なると。
本業との兼ね合いといいますか、で気にかかることがある、のは、事実でして…。
地元オケに入るとですね。
ワタシメの、職場の皆様の前で、チェロを弾かなきゃいけないという、少々ややこしい状況に追い込まれることも、充分考えられまして…。
なんやらの式典だったり、議場コンサートだったりですね…色んな時に、職場の方にワタシメが楽器を弾いてる所をみられることになると思うんです。
もちろん「きりこさんって、楽器弾けたんや…」でおしまい、になる方が多いとは思うんですが。
場合によっては。
お仕事の有給休暇をとって、市のイベントで楽器を弾かねばならないこともあると思うんです。
そんなところを、職場の方に見られたら。
「あいつなんやねん、仕事もせんと、ちぇらちゃらしたことして!」ってなるかも…と思うと、そこがどうしても気にかかりまして…。
市役所に就職してしまってるワタシメの立場的に、苦しいものがありまして…。
仕事から離れたところで楽器を弾いてて、息抜きしてるのに。
楽器を弾いてる場に、お仕事関係者の顔が見えると、しんどいかなぁ…って。
そこが気にかかってるのは事実なんです。
隣街のオケとかで、自分の職場に一切関係がない街のオケなら、せんせいが「だめ」っておっしゃられても、反対押し切ってでも、オーディション、受けに行ってたと思うんですが…。

といっても。
市役所の関係の場所で弾く機会も少ないと思うし、そういう時は演奏会をお休みさせてもらえば済むことですし、と思ってはいるんですがね…。

そういう、大人的な事情で。
すんなり、踏み出せないってのも、実はあります。
歳をとるっていやだなぁ…ってこういう時思います。
立場とか、世間体とか。
そんなこと、いちいち考えてたら何にも出来ないんですが。
そういうことを、考えないといけないのも事実なんですよね…。

って、これも、弱虫なワタシメの言い訳なんでしょうけれど…。

もう一回、せんせいに次のレッスンでハイドンを聞いていただいて。
せんせいが、なんておっしゃるか、で、最終的に決めようと思ってます。
オーディションの日程は4月8日と4月22日とのことで。
あと少し、時間がありますので…。


結局。
立場とか職場とか、そういうのは、大して関係ないことで。
オーケストラって夢の世界で、演奏するワタシメと、お仕事してるワタシメと、切り離して考えても、実際はそう問題ないはず。
だって、あくまで、市役所職員としてチェロ弾くわけじゃなくて。
一個人として自分の時間に、自分の好きなことを楽しんでるだけだから。
だから、それをいちいち、気にすることはない、ってのが、わかりやすくて正しい結論で。
そういう、大人の事情は、頭の端っこにおいておいて。

丸藻さんの言うとおり。
あとは、ワタシメが、ちゃんと一歩を踏み出す!
ただ、それだけ。
なんでしょうね…。

チャンスの神様は、前髪しかなくて。
今つかまなかったら、二度とつかめないかもしれない。

本当に、素敵な言葉です。

ありがとうm(_ _)m。
kiriko | 2008/03/20 10:16 PM

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