2006.06.17 Saturday

ちぇろこさん、こわれる。

………………………(T_T)。

…タイトル、どおり。

ワタシメの、大切な大切な相棒で。
特に、今日と明日は、いつでもそばに居て欲しい、ちぇろこさんが。

なんと、割れてたのです。(泣)


本日、隣町、宝塚コープさんのアンサンブル教室で。
レッスン前の、楽器を出して、準備しようとしていた時のこと。
チューニング(正確な音程にあわせること)しようとしたら。
音がかなり低く、狂っているんです。
家でチューニングしてから教室へ来ているので、すぐ狂うのはおかしい…、と思いつつ。
「おやまぁ、雨の日はご機嫌ななめさんですねぇ。」
と、楽器をねかせて、ちょっと拭いてあげよう、と。

エンドピン(チェロの楽器の下からでている、棒のことです。)が、取り付けてある、楽器の底の所で、目が止まりました。

楽器の木の部分が、1センチ程、割れているんです。
しかも、エンドピンを取り付けるための、部品。
楽器に埋め込んである部分までもが、これまた1センチほど、外に飛び出してきている…。

なんか、変だよね??。

と、思いつつも、レッスン始まるし…。
ってことで、とにかく、1時間半、レッスン。
ちぇろこさんは、壊れることなく、無事に、終了。
(練習不足でワタシメ、全然弾けなかった事は無事にあらず…。)

帰宅後(チェロの)せんせいに、写真撮って、画像添付メール、送信。

せんせいから、すぐ返信がありました。
「ちょっと、怪しいですね。音程は、どうですか?低くなってなければ、良いんですが…どうですか?」


せんせいの、一番気にされていた、所、
残念ながら、ずばり的中…。
…いつもより、すぐ、音程、低くなるんです…。
えーん、その通りですよ(T_T)。
どうしたら、いいんでしょうー(泣)。

早速、お返事、送信。即、ワタシメの携帯電話が、
バッハの無伴奏チェロプレリュードの着メロを、奏でました。
(無伴奏の着メロ、つまり、せんせい、なんです。)
以下、その時の会話。

せんせい:「うん、それ、ちょっと、弦が緩んできているから、とにかく、楽器弾かないで、弦を緩めておいてくれる??」

ワタシメ:「緩めるって、どぉするんですかぁ(T_T)あ、できた、ぎゃー、ぶちんっていってます、あにゃ、がちゃって、でも、緩みました!」

せんせい:「じゃ、タオルで保護して、明日岸和田へ持ってきて、な?とにかく、明日レッスンの時に代わりの楽器、(ちぇろこさんより)大きいのんか、更に小さいのんか、用意しておくし、それをもって帰ってもらったらいいから。」

ワタシメ:「……………」

代わりの、楽器?
ちぇろこさんより大きいのんか、小さいのん??
それを、もって帰って?
……代わりの楽器を、持って帰る???

よからぬ、予感が、そこで、働きました……。


ワタシメ:「せんせい、もしかして、うちのちぇろこさんは…手術が必要ってことです、か??」

せんせい:「そ。ま、入院してもらわな、あかん、ってこと、よ。ま、(ちぇろこさんと)同じサイズの楽器はないけれど、代わりの楽器、用意するから、大丈夫、よ、な。」

そして、電話を、切った後で。

にゅーいん???
つまり、普通に言うと、大修理が、必要って、事…。
大抵の故障は、いつもせんせいが、すぐ直してくださるんです。
楽器が空中分解した事もありましたが。
それも、せんせいが、すぐ、駆けつけてくださって、あっという間に、直してくださったのです。
でも、今回は。
そのせんせいが、入院させるとおっしゃられた、ってことは。
つまり、相当ひどい、壊れ方しているってことなんですよね…。

急に、ぶつけたり、落としたりは、していないし。
(年の初めに、岸和田へ行く途中に、肩から楽器落とし、底を強打しましたが、その時は、大丈夫だったはず。)
きっとじわじわと、割れたり、へこんだり、ゆがんだり、飛び出てきて。
日々、微妙な変化、していたはず。

なのに、なんで今日まで、気づいてあげられなかったんだろう…。

と、思い、ワタシメも、ちぇろこさんの底のように。
ぽこ、っとへっこみ。心に、ちいさなヒビが、入った気分です。
さすがのワタシメも、今度ばかりは、落ち込みました…。

ちぇろこさん、ほんとうに、ごめんね。(T_T)

そして、実はもうひとつ。
忘れてはいけない、重大な現実が、あるんです。

ワタシメ、火曜日にいただいた「オペラ座の怪人」
明日、岸和田のレッスンで、みんなと、合わせます。なのに。

…一切譜読みしていないんです。

「オペラ座の怪人」は。
明日、猛練習してから、岸和田へ行こうとしていたのに。

ちぇろこさん、壊れる→絶対安静なので、ちぇろこさんを弾いてはだめ→明日レッスンまでチェロの練習できない…。

……半泣きです。
泣いても、どうしようもないので。
いつもの、セリフ。

「せんせい、みなさま、ほんとうに、ごめんなさい!」

ちぇろこさんと、二人?で、一人の、チェロ弾きkiriko。
もっともっと、楽器も、大切にしなくては、と痛感致しました。
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